この記事は2011年9月時点の医療情報に基づいて書かれています。

名医による 症状別解消法 腰痛

急性腰痛(ぎっくり腰など) きゅうせいようつう 監修:腰痛のスペシャリスト 福島県立医科大学 整形外科 准教授 大谷晃司先生

突然の激痛に歩くこともままならなかったり、
横になって体勢を変えただけでも痛いことが少なくありません。

急性腰痛(ぎっくり腰など)とは?

突然激しい痛みに襲われるぎっくり腰は、重いものを持ったり、かがんだり、腰をねじるなどちょっとした動作がきっかけで起こります。

急性腰痛(ぎっくり腰など)

原因の多くは、腰の筋肉の肉離れや腰椎椎間関節のねんざなど腰椎周辺の関節や筋肉、靭帯の一時的な障害、損傷などが考えられていますが、詳細は不明です。
腰椎に何らかの病気があり、急激に強い痛みを引き起こすこともあります。
注意しなければいけないのが、急な腰の痛みは必ずしもぎっくり腰とは限らないことです。
中にはまったく別の病が隠れている場合があります。

危険な病気を見過ごさないことが重要です。

腰椎すべり症

こんな症状が現れたら、腰ではなく他の病気の可能性があるのでなるべく早く病院を受診してください

  • どんな姿勢をとっても楽にならない
  • 発熱を伴う
  • 冷や汗が出る
急性腰痛を引き起こす病気

脊椎の病気
椎体骨折、転移性脊椎腫瘍、化膿性脊椎炎、椎間板ヘルニア、椎間関節症候群、強直性脊椎炎
循環器の病気
解離性大動脈瘤
泌尿器の病気
尿管結石、腎盂腎炎
消化器の病気
胃・十二指腸潰瘍か穿孔、急性膵炎
婦人科の病気
子宮内膜症、骨盤輪不安定症、子宮外妊娠
精神科の病気
心身症、心気症

症状の特徴 ~ちょっとしたきっかけで激痛~

最初はあまりの強い痛みのために歩くこともままならなかったり、横になって体勢を変えるだけでも痛いことが少なくありません。少し前かがみになったり、横向きで寝ると痛みが楽になることが多いようです。

ただし、その激しい症状の割には、すぐに病院へ行かなければならないといった重症のケースは少ないものです。たいていはしばらく安静にしていれば痛みは軽くなってきます。

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