
石川県金沢市「加賀てまり 毬屋」①
加賀てまりは、江戸時代初期、徳川将軍家の姫・珠姫が金沢へ嫁ぐ際に持ち込んだ手まりが始まりと伝わります。
やがて城下町へ広がり、娘の幸せを願う縁起物として受け継がれてきました。
鈴を緩衝材と綿で包み、その上から毛糸と絹糸を巻きつけてベースとなる球体を作ります。
球体の美しい幾何学模様は、円周の長さから計算される式に基づき地割りし、何色もの絹糸で正確にかがられたもの。
緻密な計算が必要とされるだけあって、息子さんは理系(工学部)の出身なのだとか。
就職すると思っていた息子がてまりを受け継いでくれ夢のように嬉しい、と語る母が印象的でした。