授業風景

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大阪市立清江小学校

2011年6月28日

授業風景02

「情報番組のウラ側」と「カメラマンの思い」

授業対象6年生2クラス(41名)

写真2011年5月に始まった「出前授業ABChan(えびちゃん)教室」。4回目のきょうは、大阪市住之江区にある、大阪市立清江小学校で、6年生2クラス、41名を対象に行われました。講師は長年報道カメラマンを勤めていたスタッフとこの春まで「おはよう朝日です」を作っていたスタッフの2人。

「番組スタッフは合わせて100人以上!」

まずは、看板番組「おはよう朝日です」のウラ側の説明から。番組のスタッフとして「裏方」で働いている人が100人以上…と、出演者の10倍以上もいて、またいろいろな仕事があることを児童たちは初めて知り、驚いていました。

「カメラマンが撮影をする理由」

次に、「カメラマンはなぜ、その映像を撮るのか?」という難しい問いかけに、みんなで一生懸命その理由を考えてみました。「普段みなさんも、デジカメで家族や友だちや景色、ペットなどの写真をとると思いますが、それはどうして?」と聞いてみると、「かわいいから」「記念だから」という声。今回は、「ハヤブサ」という鳥が大阪府にある高層ホテルのベランダで子育てをしているという映像をみながらカメラマンの思いを一緒に考えました。
「報道のカメラマンもきみたちと同じ。その景色や事柄に驚きや感動があったり、その映像を通じてここには何か問題があることを伝えたいと思ったり、これだけはどうしても伝えたいと思ったりした時に、その気持ちをこめて撮影をします。」「カメラマンは大切な瞬間を撮るために、トイレに行くのを我慢したり、お腹がすいてもゴハンが食べられないときもある」という話には、児童みなさんが口をそろえて「大変そう…」。

「ニュースの原稿を読んでみよう!」

写真最後に実際のニュースとして放送された映像と原稿を使って、アナウンサー体験もしました。
「時間通りに読むのは難しい。」「ニュースの映像を編集する人は カメラマン、記者など作っている人の思いをまとめるのが大変だろう。」という感想からも、普段何の気なしに見ているテレビ番組ですが、作る側の人たちの苦労を垣間見ることができたのがうかがえます。

「将来、放送局で働きたいと思った。」「アナウンサーって大変だけど、やりがいがありそう。」などの感想も聞かれ、6年生ということもあり、今回の「出前授業」が、将来の仕事を考える1つのきっかけになったのではないでしょうか?