授業風景

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和歌山市立野崎西小学校

2011年9月29日

授業風景06

天気予報と自然災害と防災

授業対象5年生2クラス(62名)

「台風12号はなぜ大量の雨を降らせたのか?」

9月初めに近畿地方に襲来した台風12号は、和歌山県と奈良県に特に大きな被害をもたらしました。その和歌山での出前授業ということで、特別に気象予報士 清水とおるさんに講師をお願いし、台風12号の話をきっかけに、自然災害と普段からの防災の心がけについてもお話ししてもらいました。

「放送局で働く気象予報士さんのお仕事」

放送局で働いている気象予報士の主な仕事は、テレビやラジオで天気予報を伝えること。けれども、最新の情報を伝えるために、気象庁などから送られてくるデータ、そして実際の空の雲の様子などを、朝起きてから寝るまで絶えずチェックしているそうです。でも、色々努力をしていても、時々はずれてしまうこともあります。
清水さんは「予報がはずれたときは、番組の中で、素直に謝ります。」「天気予報というのは、老若男女、だれの生活においても、とても必要な情報だからこそ、番組を見たり、聴いたりしている人によくわかるような言葉を選んで原稿を作ります。

「気象予報士になってみよう」

写真普段出前授業では、実際に放送されたニュースの映像と原稿を使って、アナウンサーの体験をします。しかし、今回は児童のみなさんに、天気予報の原稿を読んでもらうことにしました。
まずは、清水さんのお手本から。普段テレビで見ている、そのままの天気予報に児童のみなさんからは拍手喝采!
次に何人かの児童に前に出てきてもらって、天気予報のデータ画像にあわせて、原稿を読んでもらいました。テレビやラジオの天気予報では、気象予報士さんが予報の最後に一言、生活に役立ちそうな情報を付け加えて話すことが多いですが、児童のみなさんにも一人一人何を言うか考えてもらいました。
「あすも天気がよいので、運動場で遊べるでしょう。」「あすは、洗濯物がよくかわくので、たくさん洗濯をしましょう。」など、みんなとても上手でした。

「ハザードマップってなぁに?」

写真 天災が起きたとき、避難する場所がどこなのか知っていますか?そしてその避難場所へ、どの道を通って行ったら安全か知っていますか?
避難場所に行く途中にマンホールや側溝、壊れやすい建物があると危険です。実際に一度、家から避難場所への道を歩いて確認しておいたほうがいいですよ」というのが清水さんからアドバイス。このことは是非、お家の人にも教えてあげてくださいね。