授業風景

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滋賀県野洲市立中主小学校

2012年3月1日

授業風景12

報道カメラマンの仕事とは?

授業対象5年生4クラス(131名)

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この日は報道カメラマンが講師。寒い日も暑い日も重いカメラをかついで事件現場などの取材先に向かう、なかなか過酷な仕事です。仕事の現場の様子をちょっと見てもらうために、出前授業の本番の1週間ほど前に、中主小学校を訪れ、5年生の「クラス自慢」をカメラマンが撮影し、それぞれのクラスPRビデオを作ることにしました。

「報道カメラマンは『いい』映像をとるのが仕事」

事件、事故、地元の話題など、ニュースの放送は その早さ(速報性)がとても大切なので、カメラマンは現場で「何をどう撮ると、この様子がテレビを見ている人にうまく伝わるか」を瞬時に判断し撮影します。時間が限られていて、走りながら行う取材もありますし、逆に、被写体を撮影するまで長い間カメラをかついで待つこともあります。

「カメラマンがかついでいるカメラ」

カメラマンの仕事をクイズにしてみました。


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【問題1】取材カメラの重さはおよそ30キロある。
(答え)× およそ10キロくらいです。

【問題2】カメラで撮影できる映像はカラーだが、ファインダー(撮影範囲を確認するためにのぞく窓)で見える映像は白黒である
(答え)○

クイズのあと、実際に何人かの児童にカメラをかついでもらい、重さ、そしてファインダーからどんなふうに見えるかを体験してもらいました。

「クラス自慢VTRのできばえは…」

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事前に学校で各クラスの特徴を取材したVTRを、放送局に持ち帰って編集して音楽や字幕を入れました。それを再び各クラスで児童と先生に見てもらい、どんなナレーションをつけたらいいかを話し合って原稿を考えてもらいました。
出前授業当日、クラスごとの自慢VTRを再生し、クラスの代表がナレーションをつけてみんなの前で発表します。児童は、自分や友達が被写体となった映像に大盛り上がり!また、自分のクラス以外のVTRの発表は興味津々、みんなじっと画面を見つめていました。
いざやってみると、限られた長さのVTRに映像にぴったりあうコメントを入れるのはなかなか大変。でも、どのクラスもとてもわかりやすい文章で、またとっても上手に読めていましたよ。


今回、紹介した、「カメラマンの仕事」というのは、放送局の中に本当にたくさんある仕事のうちの1つです。カメラマン1人だけでは、番組を作ることはできません。講師を担当したカメラマンは「これから テレビを見るときは、是非、番組作りにかかわる仕事はたくさんあること、使っている機材もたくさんあることを是非思い出してほしい」と話していました。