大阪市立北巽小学校

2018年1月12日

「社会の教科書に沿った内容で」とのリクエストを受け、今回は吉嵜元報道記者が講師を担当しました。

「授業ではまず、取材・編集から放送に至るまで、テレビの報道記者は実際にどんなお仕事をしているのかを紹介した後、どんなニュースにも共通している大切なことは「正しく伝えること」だとお話しました。

ちなみに、「テレビでどんなニュースを見たことがある？」と聞くと、事件や災害、政治など“王道のニュース“ではなく、「不倫！」「相撲！」「北朝鮮！」・・・。子どもたちの素直な反応に、報道機関としては、ちょっと考えさせられました（苦笑）。

「正しく伝えること」を強調したのは、スマホひとつで誰でも情報を発信できる時代に生きていく子どもたちには、改めてその大切さを知ってほしいと思ったからです。 実際、「スマホやタブレットを触ったことある？」「YOUTUBE見たことがある？」と聞くとほぼ全員が挙手。TwitterやLINEも半分ほど手があがりました。

小学生に“実感”してもらうのは難しかったかもしれませんが、情報を間違って伝えると、人を深く傷つけたり、困らせたりしてしまうことがあるということを、いくつかの例を用いて説明すると、子どもたちの表情が少しだけ真剣になったのが印象的でした。

一方で「『正しい』がひとつとは限らないこと」「世の中にはいろんな考え方の人がいること」などもニュースを伝える上で大切なことだと合わせてお話しました。

短い時間でしたが、子どもたちはとても素直で元気がよく、質問にも積極的に反応してくれました。
本当にとても可愛くて、TV局はこの真っ直ぐな瞳を裏切らない放送をしなければ！と改めて思わされました。」