境遇

インタビュー -Interview-

#04 岩崎健介役
東 幹久さん インタビュー
豪華キャスト、若松監督をはじめとする素晴らしいスタッフ、そして湊かなえさんの原作。この上ない素晴らしい作品に仕上がっていると思うので、必ず観ていただきたいです。
東 幹久
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―― まずは脚本を読んでのご感想・印象をお聞かせ下さい

すごくよく書けていますよね。最近読んだ中でも特に面白い脚本でした。その中で自分が岩崎を演じ、この作品に参加できると思うと興奮しましたね。

――今回演じている岩崎に対して、どんな印象をお持ちになりましたか?

本当に真面目な、友達思いの男だと思います。正紀とは幼馴染ですから、昔から仲がよくて大人になってもずっと近くにいて、いちいち言葉にはしないけれど、常にお互いの力になろうとしている、そういう関係ですね。

―― 撮影現場はいかがですか? 監督や共演者の方の印象は?

今回はずっと地方ロケなので、そういう意味では、泊まり込みで毎日スタッフと会って、役に集中できるのでいいですね。松雪さんとは、実は彼女のデビュー作品でご一緒しているんです。それから何度か共演していますが、人間の繊細な部分を演じることのできる女優さんなので、こちらが演じている役の気持ちをきちんと受け止めてくれるというか、演技の中での心のキャッチボールができる。すごく集中力もあって、役に対する取り組み方も素晴らしい方だなと思います。

若松監督も何度かご一緒していますが、監督としてももちろん、人として本当に素晴らしい方です。その人間性でキャストやスタッフに愛されていて、若松監督のためだったら、どんなにハードな撮影でも付いていく!というスタッフも多いですし、自然とそういう輪ができて、その絆が日に日に固まっていくんですよ。人間の本質をしっかり撮る方で、細かく演出してくださいますし、映画もテレビもやってきた方なので、今回はその両方をミックスした撮り方というか、通常の単発ドラマに比べても時間をかけて、丁寧に撮っていますね。

―― 湊さんの作品は読まれたことがありますか?

『告白』が発売された当初に、一日で読みました。登場人物に同情する描写がいっさいないので、読んでいてもなかなかそういう感情に出会えませんでしたが、独特でものすごく面白いと思いました。人によって捉え方も感想も違う、まさに十人十色の印象を持つ作品なんじゃないかな。

―― 放送を楽しみにしている、視聴者のみなさんへのメッセージをお願いします

本当に1シーン1シーン丁寧に撮って作り上げた作品です。豪華キャスト、若松監督をはじめとする素晴らしいスタッフ、そして湊かなえさんの原作という、この上ない素晴らしい作品に仕上がっていると思うので、必ず観ていただきたいですね。みどころはすべてです。僕自身、この作品に参加できて本当によかったと思うし、僕も観るのが楽しみですね。

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