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2016年3月12日放送 |
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日本の風土にあった独自の革靴を作り続ける靴作家!
「吉靴房」 靴作家 野島孝介さん

野島さんの靴作りのテーマは“日本”。地下足袋や下駄、草履といった日本の伝統的な履物と、ヨーロッパから伝わった革靴の製法を融合。足に柔らかくフィットし、通気性に優れ、蒸れにくいといわれる牛ヌメ革を素材に使い、完成させる。30種類以上ある個性的な革靴のサンプルのなかで、ひと際、目を引くのは、つま先が2つに分かれた足袋のような形の革靴。和のスタイルはもちろん、洋服ともコーディネートが楽しめる。
作業の合間には全国各地の博物館や美術館へ足を運ぶ野島さん。歴史的資料から刺激を受けて作った靴も数多くある。鎌倉時代、武士が戦の時に履いていたという「貫」をもとに作ったスタイリッシュな革靴をはじめ、デザイン性の高いオリジナリティーあふれる靴を発案。デザインとともに履き心地の良さも評判で、オーダーメイドは3か月待ちというほどの人気ぶり。年齢、性別を問わず幅広いファンを得ている。
少年時代から剣道一筋だった野島さん。まったく畑違いの靴作家を志した理由も実は剣道だった。大学卒業後、東京・浅草の靴メーカーで職人から技術を学び、努力の末に靴作家として独立。職人が集う憧れの場所、京都の西陣で10年前に工房を立ち上げた。現在は、靴作りの合間を縫って、靴作りの教室も開いている。
野島さんの感性とていねいな手仕事が生み出す革靴にはファッション業界も注目。日本の伝統的なスタイルをモダンにアレンジするブランド「sousou」をはじめ、アーティストとコラボレーションする機会も増えている。そんな野島さんが東京で行われる「手仕事展」に、3年ぶりに参加することに。新作のブーツを発表するため奮闘する野島さん。新たなブーツを完成させるまでを追った!
| 吉靴房 | |
|---|---|
| 紹介 | 靴作家・野島孝介さんが「日本」をテーマに履物作りをする工房 |
| 住所 | 〒602−8406 京都市上京区大宮通寺之内下ル花開院町111−2 |
| 電話番号 | 075−414−0121 |
| 営業時間 | 月曜・金曜 10:00〜16:00 土曜・日曜 14:00〜17:00 |
| 定休日 | 火曜・水曜・木曜 |
| 参考料金 |
革靴各種オーダー価格 37,800円〜 革下駄・じょんじょん(草履)オーダー価格 23,760円〜 ※初回は採寸料が別途かかります |
| 備考 | <ホームページ>http://www.kikkabo.jp |
| SOU・SOU傾衣 | |
|---|---|
| 紹介 | 京都・東京・アメリカに9店舗ある新しい和装を提案する大ブランド。野島さんの革靴を取り扱っている。 |
| 住所 | 〒604−8042 京都市中京区新京極通四条上ル中之町569−8 |
| 電話番号 | 075−213−2526 |
| 営業時間 | 11:00〜20:00 |
| 定休日 | なし |
| 革工房Rim | |
|---|---|
| 紹介 | 革作家押野敬子さんが手掛ける人気の工房。吉靴房とのコラボ作品を制作、販売している。 |
| 住所 | 〒604−0964 京都市中京区富小路通二条上る鍛冶屋町 377−1 |
| 電話番号 | 075−708−8685 |
| 営業時間 | 木曜〜日曜 13:00〜18:00 |
| 定休日 | 月曜〜水曜 |
| 福山市松永はきもの資料館(あしあとスクエア) | |
|---|---|
| 紹介 | 日本の伝統的な履物から世界の靴、宇宙靴まで1万3000点を所蔵する履物の資料館。 |
| 住所 | 〒729−0104 広島県福山市松永町4−16−27 |
| 電話番号 | 084−934−6644 |
| 営業時間 | 金曜〜日曜および祝日 10:00〜16:00(入館は15:30まで) |
| 定休日 | 月曜〜木曜 ※年末年始(12月28日〜1月3日)は休館 |
| 備考 | 個人 300円 団体(20人以上) 1人につき240円 |
