Introduction
イントロダクション
ドラマ制作現場あるあると現場で働く
スタッフの悲哀を描き、
話題沸騰中のショートドラマが
まさかの深夜ドラマ化!
「マイナビショートドラマアワード2025」大賞受賞チーム
星の四谷三丁目シアターがお届けする
異色のお仕事コメディが放送決定!
今年4月、『マイナビショードラアワード2025』で大賞を受賞し、朝日放送テレビでのドラマ制作権を贈呈された「星の四谷三丁目シアター」の演出&キャスト陣らにより制作されました。
『マイナビショードラアワード2025』大賞受賞作となった縦型ショートドラマ「待ってください」は、TikTokで187万再生。同じくドラマ制作現場を舞台にしたショートドラマ「誰が出てる?」はTikTokで305.7万再生を誇り、これら「星の四谷三丁目シアター」が制作し同アカウントから発信されている縦型ショートドラマは、いまドラマ制作界隈や若者たちの間で話題沸騰中です。
今回はこれらの縦型ショートドラマで描かれてきた世界が30分の単発深夜ドラマとなって地上波初登場!脚本・演出を務めるのは、一連の縦型ショートドラマを手がけてきた映画監督、谷口恒平。ショートドラマアカウント「星の四谷三丁目シアター」の世界観そのままに、ドラマ制作現場のリアルな現実とそこで奮闘するスタッフたちの姿が描かれる、異色のお仕事コメディにどうぞご期待ください。
Cast・Comment
キャスト・コメント
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水島(制作担当)/ 水島麻理奈
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【コメント】
まさか自分の名前がドラマの表題になるなんて、撮影が終わった今でもまだ実感が湧きません!ですが、本当に楽しく撮影させていただきました。
ショードラアワードで大賞と出演者賞をいただけただけでも有難いのに、ドラマ化まで!ご褒美続きで幸せです!
普段なかなか目にすることのない撮影現場の雰囲気を覗いているような気持ちで楽しんでいただければ嬉しいですし、同じ映像業界で働く方に少しでも共感していただけたら幸いです。
そして、ゆうたろうさんと出演者賞を受賞した俳優さん以外は、キャストが全員太田プロダクション所属の俳優陣という点も見どころです。
あとは、色んな大人が頭をフル回転させながら撮影した最後の長回しにも注目していただけると嬉しいです。
ぜひ、一緒に現場を駆け回ってる気分でドラマを楽しんでください!
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龍ヶ崎ミツル(ショートドラマ主演俳優)/ ゆうたろう
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松崎(「越路」の店長)/ 飯田基祐
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黒田(星四映像 社長)/ 肥後克広
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監督・脚本 谷口恒平
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ドラマや映画の撮影現場における「制作部」とは、一体どんな仕事なのか、正確に答えられる人は映像業界の中でも少ないのではないでしょうか。撮影場所とのやりとり、お弁当や車両の手配、通行人への声かけなど、業務は多岐に渡り、その多くは、華やかなイメージとはかけ離れた地味なもの。「画面の外にあるもの全てを担当する仕事」という言葉で説明されることも多いです。
私が映像業界に入った十数年前、あるベテランスタッフが「制作部は現場のお母ちゃんだよ」と説明してくれました。その旧来的なジェンダー観に思うところはあるものの、その人が言いたかったことは分かります。監督、カメラマン、照明、録音、美術、衣装、メイクなど、現場にいるスタッフのほとんどが、強いこだわりを持つアーティストであり職人で、皆がエネルギーの全てを自身の仕事のみに注いでいます。その姿は良く言えばプロフェッショナルたちのコラボレーション。悪く言えば「泥だらけになるまで遊ばないと気が済まない子供の集団」です。そんな子供たちに思う存分遊んでもらうため、安全な遊び場を用意し、お弁当を持って行き、喧嘩が起きたら仲裁するのが「お母ちゃん」の役目なのでしょう。
そういった意味でも、「制作部の仕事」とされるものに明確な区分はありません。現場では、子供達が「自分の仕事じゃない」と放り投げた名も無き仕事が山積します。それらを回収し、一つ一つ解決していくのが制作部なのです。根回し、交渉、決断、謝罪の連続。「クリエイターの葛藤」みたいなドラマティックな要素が入り込む隙間も無く、ただただ「実務」をこなしていく日々。そんな無数の手続きの上に映像作品は成り立っているのです。かつての巨匠監督が、撮影の邪魔だから民家の2階を取り壊させたという逸話がありますが、その民家のチャイムを鳴らし、交渉し、業者に発注した担当者がいたことを忘れてはいけません。
かつて、ある俳優がテレビ番組で、現場で働くスタッフたちに対して「何故その仕事を選んだんだろう」と素朴な疑問を投げかけ物議を醸しました。しかし、その問いに胸を張って答えられるスタッフが、いや、労働者が、この国にどれだけいるでしょうか。私を含めた多くの人々が、成り行きで今の役職に就き、大きなビジョンや意義を考える暇もないまま、目の前の仕事に追われる日々を過ごしているのではないでしょうか。
本作の主人公である制作部の水島さんも、そんな労働者の一人。彼女は仕事相手から、なぜ制作部の仕事を選んだのかを問われ、うまく答えることができません。彼女がその答えを見つけられるのかどうかの30分を是非、皆さんと共に見届けたいと思います。そして、日曜の深夜に放送されるこのドラマが、見てくださった方の明日への活力になれば、これ以上嬉しいことはありません。面白さは保証しますので、是非、ご覧いただければと思います。
Watch
放送&配信
地上波放送前に「制作部の水島さん」ショートドラマを配信!
- #1「夏の差し入れ」
9月9日(火)午後5時配信 - #2「また、かけます」
9月10日(水)午後5時配信
※配信スケジュールは変更の可能性がございます
TikTokで「制作部の水島さん」で検索!
Staff
スタッフ
- 脚本・演出
- 谷口恒平
- 制作協力
- プログレス
- 太田プロダクション
- 制作著作
- ABCテレビ