新・企業史博物館

2月25日(月)放送

月桂冠大倉記念館

月桂冠大倉記念館

記念館内

記念館内

第11代当主・大倉恒吉

第11代当主・大倉恒吉

月桂冠株式会社
【 第1夜 】 老舗の大ピンチを救えるか?14歳当主の誕生

370年以上もの歴史をもつ老舗「月桂冠」。徳川三代将軍・家光の時代に創業し、昭和62年に現在の社名「月桂冠株式会社」に変更された。創業の地、京都市伏見区には本社のほかに月桂冠大倉記念館も置かれ、今では酒どころ伏見の観光名所となっている。
長い歴史のなかで、幾度かピンチは訪れるが、最大のピンチを迎えたのは明治19年。 跡継ぎと当主の相次ぐ死であった。秋の酒造りを休止せざるを得なかったほどの窮地に追い込まれた月桂冠。その大変な時期に第11代当主となったのが、当時の大倉家の次男・大倉恒吉だった。
数え年で14歳。
尋常小学校を中退した恒吉少年は「先祖が守り続けてきた伝統を自分の代で途絶えさせてはいけない」と必死で酒造りを学んでいった。
「努力と行動の人」恒吉少年は、その後月桂冠の、いや日本酒の常識を大きく変えていくのだった。

月桂冠株式会社