新・企業史博物館

11月14日(月)放送

株式会社マンダム
【 第1夜 】 男子たるもの、お洒落たるべし

まだ和装が主流であった昭和初期、流行の最先端をゆく洋装に身を包んだ男女が通りを闊歩する。モボ・モガ(modern boys, modern girlsの略)と呼ばれた彼らは、流行に敏感な若者たちの憧れの対象として一世を風靡した。女性のみならず、世の男たちもお洒落に目覚め、身だしなみに気を遣い始めた時代。その流れに敏感に反応し、男性向け整髪料「丹頂チック」を世に送り出したのが金鶴香水株式会社、のちの株式会社マンダムである。「優良廉価」が認められた「丹頂チック」は国内シェア90%という圧倒的なヒット商品となり、男性化粧品メーカーのパイオニアとしての地位を確実なものとした。

現在の株式会社マンダム。社内を見渡してみると、実にお洒落な社員が多い。中にはお洒落を突き抜けて、もはや奇抜というべき域に到達している人もいるのだとか!?
先端の流行に常に敏感であること。男性向け化粧品メーカーとして成長してきたこの会社には「むしろ男子こそお洒落をすべし」というDNAが確実に受け継がれている。

マンダム