INTERVIEWスペシャルインタビュー

- 応援は選手の力に!
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選手にとって、ギャラリーがいるといないでは全然違うものです。ナイスショットには惜しみない歓声がかかり、ミスショットには沈黙が流れる。
一方、ゴルフは自分との戦いです。選手は集中していると、いろいろなものが見えますし、聞こえてきます。ギャラリーを味方にして、良いショットが生まれたりします。無音の中、良いパットが入った瞬間の歓声は選手冥利につきます。私も現役時代、ギャラリーが多ければ多いほど、声援が大きければ大きいほど、実力以上の力を発揮することができていたように思います。大きな声が出せない今ですが、ギャラリーの応援が大きな力になります!協賛社様、大会関係者の方々、開催コースの方々、ボランティアの方々、皆様のお力があって、選手はプレーすることができてます。そしてギャラリーの皆様、ファンの皆様には本当に感謝しております。選手は「感謝」の気持ちを忘れず、良い舞台で、良いプレーをして、戦います!皆様、ヒーロー誕生の瞬間を是非お見逃しなく!
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- 見どころ
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15番と18番ホールはダイナミックかつ豪快なドライバーショットが注目です!
また16番PAR3はプロならではのロングアイアンで高い球が見れます。
ABCゴルフ倶楽部は14本のクラブをしっかり使うことが必要。ゴルフ脳が問われるコースです。自分のゲームプランを持っている選手が上位にいきます。自分との戦いです。
自分の持っているもので勝負し、自分を貫くことが重要、アクセルとブレーキをうまく使い、コースと向き合う、そんなところがゴルフの面白さですね。 - ギャラリー
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コロナ禍の今、大きな声は出せませんが、ギャラリーの歓声、拍手、応援が何よりも、選手はうれしいものです。私が初優勝した、ここABCゴルフ倶楽部。最終日、72ホール目の最後の18番ホールは今でも忘れることはありません。セカンドショットを打ち終わった後の景色、グリーンに上がったときの鳴りやまない拍手の音と歓声、これが本当のプロの舞台なんだと。
マイナビABCは、勝ちたい試合が続く終盤戦のスタート、ここで勝つと本当に自信がつきます。ABCから始まる選手がぜひとも出てほしいです。

- 関西の試合は楽しい!
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私は東京の出身ですが、関西のギャラリーの印象は“身内感がすごい!”(笑)
いいショットにはすごい歓声をいただける一方、ダメなショットには「どこ打っとんねん!」とダメ出しの声が響きます。でも、それがギャラリーとの距離を近くに感じられて、すごい楽しいです! - 流れが来た!
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最終日17番H起死回生のセカンドショット、あれは本当にちょっと右行ったのがたまたまあそこに入ってくれて、結果的にすごいバーディーパットを決めることができました。
あんまり意識しないようにしてましたけど、次の18番Hのティーショット、まっすぐ行った瞬間、初めて『流れが来た』と実感しました。上位争いが激しかったですが、自分で展開を作れたのがすごい楽しかったですね。ディフェンディングチャンピオンをしっかり意識して、マイナビABCにしっかり照準を絞っていきますので応援よろしくお願いします!
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マイナビABCチャンピオンシップの歴史について
本大会の前身競技は日米両ツアーの精鋭が集い団体・個人の形で競った1971年から1987年にかけて開催された「日米対抗ゴルフ」です。
1988年からは会場をABCゴルフ倶楽部に変更、大会名を「LARK CUP」へと改め、競技形式も72ホールのストロークプレーに変更して行われています。
その後大会は「PHILLIP MORRISチャンピオンシップ」「ABCチャンピオンシップ」などを経て2008年から特別協賛社に株式会社マイナビを迎え、「マイナビABCチャンピオンシップ」として新たなスタートを切り、「日米対抗ゴルフ」から数えて今年で51年目を迎えます。
「マイナビABCチャンピオンシップ」の初代チャンピオンは同年1月にプロ転向を表明したばかりの石川遼で、18番ホールの池からのウォーターショットは伝説となり、17歳1ヶ月15日は日本ツアーのプロ最年少優勝記録として残っています。
前回(2021年)大会では、最終日を3位タイからスタートした浅地洋佑が、17番、18番と連続バーディーを奪い、通算16アンダーで逆転優勝。「苦しい18ホールでした。17番のバーディーが入るまでは、プレーオフになると思っていた。あのパットは、1カップぐらいの少しだけスライス。頼むから入ってくれという感じでした。18番は、しっかり2オンすれば勝てると思っていたので、グリーンオンさせることに徹しました。浮き沈みあったラウンドでしたけど、結果的には100点満点です」と、2年振りとなるツアー3勝目を飾った。首位でスタートした石坂友宏、堀川未来夢は、2打差の2位タイ。また、本大会で4勝を飾っている“ABC男” の片山晋呉が4位に入った。今年はどんなドラマが生み出されるのか、期待がかかります。