Story

ストーリー

最終話

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明花(矢吹奈子)と清十郎(野添義弘)がいる三条の会長室を急襲したのは、月瀬(山本涼介)と蘭(逢沢りな)、そして明花の前から姿を消していた煌(藤井流星)だった。

月瀬は持っていた拳銃の銃口を明花に向けると、迷うことなくトリガーに指をかけた。
と、その刹那、明花の盾になり左肩を撃たれたのは煌だった。

「頼む、もうやめてくれ」。撃たれながらも復讐を終えることを懇願する煌だが、月瀬は構わず明花に向けて銃を撃ち放つ。だが、またしても明花をかばった煌は左胸を撃たれ、ついに意識を失う。その姿を目の当たりにした明花は、転がっていた銃を手に取り、自分の頭に銃口を当てると「私の命をもって…お願いです」と銃声を響かせるのだった――。

半年後、一命を取りとめた煌だったが、意識が回復した後も明花には顔を合わせることもなく、ある日突然に病院から姿を消していた。明花は煌への想いを封印し、三条家の行く末を思い周(小宮璃央)と結婚する決意をするのだったが…。

“本当の恋愛”をするために偽装結婚を画策し、不倫をして真実の愛を見つけようとしたお嬢様のラブストーリー。衝撃の復讐劇と命を懸けた大恋愛の果てに迎えたグランドフィナーレとは!?感動のラストシーンをお見逃しなく!

9

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深夜、ベッドで眠っている明花(矢吹奈子)の首に手をかける煌(藤井流星)。
明花を殺すために、オレはここにいる――。
14年前に三条に対する激しい憎悪を抱き、その復讐を遂げるためだけに生き続けてきたが、明花と過ごした日々の愛おしさを想うと、その手に力を込めることができない。

そんなある日、煌のもとに月瀬(山本涼介)から電話が。
「明花はすぐ殺すのがベストなんじゃない?」とけしかける月瀬。
三条への復讐心と明花への想い。その間で激しく揺らぎ、悶え苦しむ煌。

煌が家に帰ると、明花の姿がない。
月瀬の言葉が脳裏をよぎると、家中を探し、声の限りに明花の名を叫ぶ。
と、そこへコンビニから帰ってきたいつも通りの明花の姿が。
煌は明花を思い切り抱きしめると「愛してるよ」と涙ながらに本心からの愛を告げる。
それは明花に手を下すことは無理だと悟った瞬間でもあった。

そして、煌は明花に何も言わず離婚届だけを残して姿を消す。

三条への復讐心を加速させる月瀬と蘭(逢沢りな)。
煌のことを想う三条グループ会長・清十郎(野添義弘)の想い。
そして、心から愛している煌を失った明花…。

さまざまな思いが激しく交錯する中、煌が下した決死の決断とは――!?

8

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煌(藤井流星)の壮絶な過去が明らかになる新章がいよいよ開幕。

15年前、酒浸りの父親からは激しい暴力と暴言を浴びせられ、恐怖の真っただ中にいた12歳の煌。その暴力に耐えられなくなった母親は失踪し、やがて父親も姿を消した。ひとりぼっちになった煌は、児童養護施設へと入所することになる。

そこで出会ったのが、17歳の月瀬(山本涼介)と16歳の百合(逢沢りな)だった。口汚くケンカっぱやい月瀬だったが、施設の子どもたちを守ろうとする気持ちも持ち合わせていた。そんな月瀬が就職のために施設を出た後、児童養護施設の園長が、三条家の一族でもある三条豊(吉増裕士)とその妻・芳子(しゅはまはるみ)へと変わることになった。だがそれは、無抵抗な子どもたちにとって、ひどい虐待の日々の始まりを意味していた。

絶望の日々の中で、施設の子どもたちを守り続けてきた百合は、煌の目の前で非業の死を遂げる。そして、三条から来た園長に対して、激しい憎悪を抱いた月瀬は、まだ幼い煌とともに三条への復讐を誓う…!

7

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煌(藤井流星)の前に現れた蘭(逢沢りな)は、今は亡き百合(逢沢りな・2役)と瓜二つの妹だった。
「どうしてもお姉ちゃんのことを忘れてほしくなくて」と涙を流す蘭の姿に、煌は14年前に児童養護施設で百合と知り合った時のことを思い出す。

蘭との出会いによって、これまで自分に見せたことのない煌の表情に、不安を募らせながらも明るく振舞う明花(矢吹奈子)。煌はそんな明花を連れて、百合の墓へと向かう。
「オレが12歳で施設に入って、慣れない場所でよくしてくれたのが百合さんで…。“過去”にさよならを言いに来た」
と、百合との過去を明かし「今は、明花だけを見ている」と告げる煌。

だが、そんな煌に対して明花は「“過去”も、全部抱きしめるの。大切な人の、大切なものだから」と、煌への真実の愛を誓うのだった。

そんな中で迎えた煌の誕生日。明花の両親、そして祖父であり三条の会長・清十郎(野添義弘)との“家族”だけでのささやかな誕生パーティーは、幸せにあふれているようにみえた。
ただ、そのさなか煌の脳裏をよぎったのは、実の両親との貧しくて苦しい壮絶な生活だった。

そんな折、蘭は思いもよらぬ人物のもとへと向かっていた…。

偽装結婚から始まった、煌と明花の愛の行方は、急転直下の展開を迎える――!

6

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煌(藤井流星)と初めての一夜を過ごし、煌にますます惹かれていく明花(矢吹奈子)。不倫するための偽装結婚だったはずが、今では夫である煌を一途に愛する本気の“初恋”の真っただ中にいた。

明花にとって“初恋”の相談相手は、煌の大学時代の元カノ・真弓だった。愛に満ちた結婚生活をのろける明花に対して、真弓は大学時代に付き合っていた頃の煌と、幼い明花のエピソードを語りだす。デートをしていても、煌はつねに明花のことを気にかけていたことを懐かしむ真弓。明花は幼いころから煌に彼女よりも大切にされていたことを知るのだった。

そんな中、三条物産ではCMのオーディションが開催されていた。審査員として参加した営業部長の煌だったが、モデルたちから羨望のまなざしを受けてしまう。そんな煌にヤキモキしてしまう明花の一方で、会長・清十郎(野添義弘)が推薦したモデル兼ピアニストとして三条物産へ現れたのが真宮蘭(逢沢りな)だった。

知的でいて華麗な美しさに社員たちがどよめく中、ただ一人、煌だけは動揺を隠せない表情に。そんな煌の変化に気づいた明花は、「こんな煌の表情を見たのは初めて…」と、それ以来、煌と蘭の関係性ばかりを気にしてしまう。

過去の煌を知る蘭の登場で、煌と明花の結婚生活にも徐々に変化が…?
果たして、煌の前に姿を現わした蘭の目的とは――!?

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煌(藤井流星)と明花(矢吹奈子)の前に、不意に姿を現わした月瀬(山本涼介)。
何やら訳知り顔の月瀬と煌は、激しく視線をぶつけあう。その二人の不穏な様子に不安を隠せなくなった明花は、思わず煌の腕をギュッと握りしめる。その姿に、月瀬はその場を立ち去るのだった。

「あいつには絶対に関わるな」と明花に念を押す煌。そんな張り詰めた煌の表情に魅せられ心を奪われていく明花。二人は求め合うように激しくキスをするのだった。

そんな中、煌の出張に明花が同行することに。出張とはいえ、初めて煌と過ごす旅先での“一夜”に胸を高鳴らせる明花は、かいがいしく旅館の手配などを進めるのだった。出張先での契約もうまくいき、しばし海で二人だけの時間を過ごす煌と明花。これまでに見たことのない笑顔をはじけさせる煌に、明花はますます惹かれていく。

だが、宿泊する旅館には、煌と明花の結婚生活を邪魔しようとたくらむ周(小宮璃央)の息がかかっていて…。煌と明花は、旅館の女将(西尾まり)らの過剰なおもてなしを受ける中で旅先での一夜を過ごすことに。背中合わせに眠りにつく煌と明花。いつもより暖かい煌のキスに、「この先を知りたい」と、心の内を言葉にする明花で…。

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明花(矢吹奈子)は、真弓(小林涼子)とのふとした会話から、煌(藤井流星)の元カノの写真を見せられてしまった。しかも、歴代彼女のあまりの人数の多さに、明花は煌とプチ喧嘩状態に。デート中に煌を先に帰らせて、ひとり買い物へと出かけるのだった。

その買い物先で明花は、ウィーンに移住していた年下のいとこ・周(小宮璃央)とバッタリ再会。明花は周を新居へと招くのだった。祝福ムードだった周だが、煌と明花を前にするや「偽装結婚でしょ、これ」と切り出す。さらに煌を前にして「煌と別れて俺と結婚しよ」と大胆にも明花に言い寄るのだった。

周は煌の仕事場にまで顔を出し、「金と名誉と地位、何もない煌より、俺ははるかにいろいろなものを持っている」と言い放ち、明花を強引にデートへ誘う。煌と明花の結婚が偽装であると見抜いたうえで…。

明花をかけて火花を散らす煌と周。そんな二人を心配しながら明花の恋心にも変化が…!?さらに、煌と明花の前にベールに包まれた月瀬(山本涼介)が姿を現わす!何やら煌との因縁がありそうな月瀬だが、その真意とは…!?

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明花(矢吹奈子)にとっては、不倫相手を見つけるための煌(藤井流星)との結婚生活だったが、煌とキスを交わしたことで煌への気持ちが一変!偽装結婚の夫として選んだとはいえ、明花にとって煌は初恋の相手。煌に対して全力で初恋をして、いつか不倫するための練習台になってほしいと所望するのだった。

だが、そんな言葉とは裏腹に、どんどん煌に惹かれていく明花。ネットで調べた“恋愛レクチャー”を読み漁っては参考にする煌との初恋ライフがスタートする。しかし、恋愛経験がない明花にとって“恋の方法”は知らないことばかり。仕事に忙しい煌に対してさみしさを募らせては、「これまで煌にこんな思いをさせていたのかも…」と、打ちひしがれていく。

そんな中、明花は真弓(小林涼子)とバッタリ出会い、相談に乗ってもらうことに。「煌に恋をするまで、こんな気持ちを知らなかった」と吐露する明花に、真弓はあるアドバイスを送るのだったが…。

煌との初キスからはじまった、明花にとっての初恋。偽装結婚から一転して、甘い初恋ライフがスタートする中、キスの先にある大人の関係(?)を意識する明花の涙ぐましい努力に対して、煌が取った行動とは!?

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三条家のお姫様・明花(矢吹奈子)と、そのボディーガードでいて敏腕営業部長・煌(藤井流星)の新婚生活が始まった。周囲からは誰もがうらやむ理想の夫婦だが、実際には新妻が不倫を掲げている偽装結婚だったのだが…。

そんなある日、明花は新歓コンパで知り合った大学生の内田(西岡星汰)から「友達から始めてもらえませんか?」と告白される。明花は「18歳、新妻、不倫…が始まるかも!?」と、期待を膨らませつつ、煌にはナイショで内田と映画デートへと出かけることに。だが、その帰り道、急に降り出した雷雨から、明花の身を颯爽と守る煌の姿が。それでも煌を夫と認めたくない明花。

右腕に怪我を負った煌をサポートするために、祖父で三条グループ会長の清十郎(野添義弘)から秘書として働く命を受けた明花。イヤイヤながらも煌の仕事を手伝うことになった明花だが、初めて煌が仕事で猛烈なスケジュールをこなしていたことを知る。つかの間の仕事の空き時間。煌が明花を連れ出したのは公園。ついはしゃいでしまう明花を、煌はほほえましく見つめるのだった。

秘書として仕事を頑張り始めた頃、明花は社員たちから仕事後のボーリングに誘われた。その様子に気づいた煌は「妻も連れて行ってやってくれ」と送り出すのだが…。

このことをきっかけに、うまくいきかけていた夫婦生活にひずみが!?

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主人公・藤宮煌(藤井流星)は、大富豪で絶対的な権力も誇る『三条グループ』の敏腕営業マン。天涯孤独の身ながら、三条グループ会長・清十郎(野添義弘)からの信頼も厚く、何年にもわたって『三条グループ』本家の一人娘・明花(矢吹奈子)のボディーガードも任されていた。

その一方で、高校を卒業したら運命の男性と出会い、恋に落ちることを切望していた明花。だが、親から決められたお見合い結婚をすることになり猛反発!そこで、ボディーガードの煌にお互いが恋愛=不倫OKの“偽装結婚”を持ちかけ、カタチだけの結婚をすることに。

恋愛感情がまったくない煌と盛大な結婚式を挙げ、表向きは幸せな結婚生活。しかしそのウラでは、恋愛し放題の結婚生活を考えていた明花だったが、煌は表に出さないまでも、一途に明花のことを愛していた!

本物の恋を見つけるために不倫したいと願う超お嬢様の18歳、新妻と、そんなお嬢様を一途に愛して守り続ける超ハイスペックなボディーガードの夫。

煌と明花の波乱に満ちた新婚生活が、ついに始まる…!