オズワルドは、畠中悠（33）が北海道、伊藤俊介（31）が千葉県の出身で、2014年にコンビ結成。

Q.昨年は惜しくも準優勝、今の気持ちは？

畠中「来年は絶対優勝しようと2人で言ってたんで、それが現実になって嬉しい限りですね」

伊藤「普段一緒にライブに出てる同世代だけの大会ってABCお笑いグランプリしかないので、めちゃくちゃ感慨深いものがありますね。いろんなことを思い出しちゃいました。空気階段とか、コットンとかは東京NSCの同期なので、10年経って賞レースの決勝で一緒に戦ってるというのが不思議な気持ちというか、嬉しかったですね」

Q.同居人の蛙亭イワクラについては？

伊藤「蛙亭と戦うのも、とても不思議な感じで。今、住んでる家の内見のときに初めて顔を見たぐらいで、芸人としてよりも家の顔の方を見てるというか。ほんとに戦うとなると厄介な相手だなと」

Q.昨年の「M-1グランプリ」も含め、この1年間は？

伊藤「正直、むちゃくちゃ悩みましたね。オール巨人師匠と松本人志さんの意見はどちらもありがたかったので、どうしたらいいのかと。ものすごくふわふわした時期がありましたね。ただ、どちらに転ぶにしても無理のないように、自分じゃないようなツッコミはしないでおこうと。あくまでもナチュラルに」

畠中「今までデカイ声で突っ込んでたのが、弱めに突っ込むことでウケなくなったり…。そこの調整をするのがすごい難しくて。でも、アドバイスを活かしつつ、自分らの中で活かせればいいですね」

Q.今年の大会への秘策は？

伊藤「最終予選のネタで通りはしたんですが、このままの状態でいってもファイナルステージまで通りはしないだろうと、何度も二転三転して。今日の1本目のネタは、ほんとに毎日ライブのたびに変えまくって、今日にたどり着いた感じですね」

Q.そのかいあって、1本目のネタは審査員全員が1位と高評価でしたね？

伊藤「めちゃくちゃ気持ち良かったですけど、その分、2本目のネタはプレッシャーがありましたね」
「ただ、1本目で1位をとれたので、2人の中でこれはいけるかもと確信になりました」

Q.賞金100万円の使い道は？
極貧の一時期、一緒に暮らしていた妹でタレントの沙莉にプレゼントをする？

伊藤「あいつはもう全部、自分で買えますからね。一緒に住んでる時に、洗面台のとこに手をかざしたら自動で出るハンドソープがおいてあって。こいつ、もう欲しいものなくなったんじゃないか。買い切ったんじゃないかと。実家の母ちゃんたちとか皆で美味しいもん食べられたらいいですね」
「あのとき、沙莉の支えがなかったら、しんどかったところがありますね。あの頃に比べたら、少しだけお兄ちゃんに戻れてきてるとは思います」

畠中「50万円でハイエースを買いたい。それに乗って幕張の劇場にみんなで行きたいです」

伊藤「∞ドームの喫煙所が、芸人が汚すからという理由でなくなって。新しく喫煙所を50万円で作らせてもらっていいですかって支配人に報告したら、取り付けとかで300万円くらいかかるんだそうです。話にならないので今、賞金の使いみちはすごく考えてます。正直、こういうご時世じゃなかったら、一撃で飲みに行こうと思ってたんですけど、信じられない叩かれ方をするだろうな（笑）」