ポツンと一軒家
日本各地の人里離れた場所に、なぜだかポツンと存在する一軒家。そこには、どんな人物が、どんな理由で暮らしているのか!?衛星写真だけを手がかりに、その地へと赴き、地元の方々からの情報を元に、一軒家の実態を徹底調査しながら、人里離れた場所にいる人物の人生にも迫っていく。1枚の衛星写真から、どのような人がどんな暮らしをしているのかに思いを巡らせるのは、MCの所ジョージとパネラーの林修。
ゲストは勝俣州和と国本梨紗。長野県・白馬村出身の国本は「ポツンと一軒家のような場所で暮らしていたので、生活するのは向いていると思うんです」とポツンでの暮らしぶりに興味津々の様子。一方の勝俣は「(ポツン生活は)好きですね!ただ、寂しがり屋で、お化けが怖いので、自分ではムリです」と話すと、所は「お化け、怖いの!?」と苦笑い。そんな勝俣だが、今回のVTRを観た後はポツンと一軒家で暮らす家族の物語と歴史ロマンに大いに感銘を受けていたようだった。
広島県の山の中でポツンと一軒家を発見!建物のそばには広大な田んぼ、そして田んぼを縫うように細い道が通っているようにも見えるのだが…。最寄りの空港から1時間ほど車を走らせる捜索隊。あたりはすっかりと山に囲まれている道を抜けると大きな町が見えてきた。さっそく聞き込みを開始すると、「麓の集落に暮らす娘さんご夫婦が、現在も棚田の世話をしていると思います」という情報が!一軒家を目指すことにした捜索隊だが、「山道はかなり狭いので気を付けてゆっくりと行ってくださいね」と地元の方から心配される。
その言葉通り、町から山道へと入った途端、車が通れるギリギリの崖道が続いており、しかも急こう配の坂道のため「道がもはや見えないです!」と悲鳴のような声を思わずあげてしまう捜索隊。進むほどに道幅は狭くなり、さらに山道のコンディションもどんどん悪路となっていくのだが…。
そんな危険な山道の終点までなんとかたどり着くと、ようやく広大な棚田が見えてきた。そこで出会ったのは、ご主人の娘さんの夫だった。「家を継ぐ者がいないので、私がこの家と棚田の世話をしているんです」と、毎日のように麓の集落からこの地へと通っているのだとか。
かつては集落だったというが、住人たちが次々と山を下り、45年前にはポツンと一軒家となったという。さらに話を伺っていくと、まさかの歴史を秘めた土地であることも判明…!実は、この地は平家の落人の隠れ里で、一軒家から山を登った先には、平家ゆかりの神社が!
幼い頃はこの地に暮らし、「今もお盆と正月は、お掃除をしているんです」と神社とお墓の管理をし続けているという男性。そして、捜索隊は今もなお、義姉夫婦とともに田植えをし続けているという作業にも密着。
スタジオでは勝俣が「ご両親やご先祖さまへの感謝の気持ちが消えることがないから、今もなお通っていらっしゃるんですよね…」としみじみ語った。