月〜金曜日 21時48分〜21時54分


大阪のミュージアム

 大阪には数多くのミュージアムがある。今回はその中から変わり種の博物館5ヵ所 を紹介する。


 
水道記念館 放送 8月21日(月)
水道記念館 大阪市東淀川区柴島の柴島浄水場内にある赤レンガと御影石造りの建物が水道記念 館。明治・大正時代の貴重な建築物として国の有形文化財の指定を受けている。大正 3年(1914)に大阪市の水道送水ポンプ場として建てられた。昭和61年(19 86)に新しいポンプ場が建設されるまで、主力ポンプ場として市民に飲料水を送り 続けてきた。新しいポンプ場に役目を譲ってからは、水道記念館として水道に関する 資料を展示する施設として市民に親しまれている。
(写真は 水道記念館)

琵琶湖パノラマ 館内の展示室では、明治28年(1895)から給水を始めた大阪市の水道の歴史 を紹介する「大阪市の水道100年」。大阪の水がめ琵琶湖のパノラマや琵琶湖の水 が市民の家庭まで届く仕組みがわかりやすく紹介されている。
 琵琶湖や淀川に生息している淡水魚、貝類、水草約110種、3500点を飼育、 研究し、その一部を展示している。ほかに水の中を顕微鏡でのぞいて小さなプランク トンを見たり、合成映像で淀川の水中を泳いでいる感覚が体験できるコーナーなど楽 しい装置がいっぱいある。
(写真は 琵琶湖パノラマ)


 
自転車博物館 放送 8月22日(火)
ドライジーネ(1818年) 室町時代の15世紀末に堺は中国・明国との貿易港になり、海外貿易の一大中心地 になった。こうした堺には海外からいろいろな文物が入り、日本で初めて製造された ものが多い。その中のひとつが自転車で、今も日本の自転車の40%を生産している ほか、世界へ自転車部品を輸出している。そんな堺の大仙公園内に自転車博物館があ る。世界最古のクラシック自転車からアトランタオリンピックに出場した最新の自転 車までが年代別に展示されており、楽しく自転車の歴史やメカニズムなどが学べる。
 現代の車社会の中で自転車は、排気ガスなどを出さない「地球にやさしい乗り物」 「健康作りに役立つ乗り物」として自転車の良さが再認識されている。
(写真は ドライジーネ(1818年))

三輪自転車 自転車博物館が集めたクラシック自転車は140台で、これは世界有数のコレクシ ョン。1818年にドイツ人が発明した世界最古の自転車「ドライジーネ型」はすべ て木製で、ペダルがなく木馬のようにまたがり足で地面を蹴って走らせる。19世紀 後半にはフランス人がペダルを踏んで車輪を回す自転車「ミショー型」を考案、大量 生産されるようになった。日本へ初めて入ってきたのがこの自転車。その後、速く走 らせるためペダルのある前輪を大きくした自転車「オーディナリー型」などが登場し た。現在の自転車の原形とも言える前後輪が同じ大きさの安全性に優れた自転車「セ ーフティ型」をイギリス人が1885年に作った。
 博物館の付属施設としての「自転車ひろば」では、クラシック自転車のレプリカの 有料体験試乗(第2・4日曜日)、自転車に乗れないひとのための無料スクールや、マウンテンバイクスクール(無料)があります。また、自転車のメカニズム体験コーナ ー、地球にやさしい自転車コーナーなどがあり、AVホールでは自転車の歴史を紹介 したビデオが放映されている。
(写真は 三輪自転車)


 
ワインミュージアム 放送 8月23日(水)
18世紀のワイングラス 大阪市咲洲に平成7年(1995)に誕生した「ふれあい港館」は、大阪港が提携 している7つの姉妹港を通じて世界の人、物、情報、文化に親しみ、国際交流を育も うと建設された施設。(注)7姉妹港は、サンフランシスコ港、メルボルン港、ル・アーブル港、上海港、バルパライン港(チリ)、釜山港、サイゴン港のことです。
 そのふれあい港館の最大の見どころは地下2階にある「ワインミュージアム」と言 える。ワインにまつわる貴重なコレクションからワインの魅力的な世界と食文化を通 じて異国とのふれあいを探る。ワインの注がれたグラスを片手に、ワインを味わいな がらこれらの展示物を見て回れるのも楽しい。
(写真は 18世紀のワイングラス)

ギリシャ時代の赤絵の杯 ギリシャ神話にブドウとワインが登場するほどワインの歴史は古い。そのワインの 歴史を展示された小道具で教えたり、19世紀初頭のワイン造りの盛んなフランスの 町並みやワイン樽の工房などを映像で紹介する。
 芸術性の高いワイングラス、コルクスクリューなどワイングッズのコレクションも 素晴らしい。コンピュータによるオリジナルなワインラベルの作成も体験できる。自 分の好みのワインが選べるワインガイドデータバンクもあり、ワインへの魅力がます ますふくらんでくる。レストランでは気軽にフランス料理が味わえたり、ストアでは 世界の雑貨やワインのショッピングも楽しめる。
(写真は ギリシャ時代の赤絵の杯)


 
貨幣資料館 放送 8月24日(木)
中国の古代貨幣 貨幣は人々の暮らしの中で不可欠なもの。物々交換に不便を感じて貝や石を貨幣と して使い、欲しいものを手に入れた時代から今日まで、貨幣は人々の生活の中に深く 浸透している。大阪市中央区備後町の堺筋にある大和銀行貨幣資料館の古代から現代 までの貨幣のコレクションは1万余点にのぼり、その中から約3000点を展示して いる。体験コーナーでは千両箱の重さを当てたり、藩札を作ってみるなど楽しいコー ナーもある。
(写真は 中国の古代貨幣)

天正長大判 中国では紀元前800年前に金属による貨幣が使われていた。西暦621年に「開 元通宝」と言う優れた貨幣が造られ、これが遣唐使によって日本に伝えられた。慶雲 5年(708)、武蔵国で銅を産出したのを記念して年号を和銅と改め、唐の開元通 宝をモデルに鋳造された「和同開珎」が日本最初の貨幣とされてきたが、最近、奈良 ・明日香村で富本銭が発見され、この説はくつがえされてしまった。
 このほかに豊臣秀吉が造った縦17cm、横10cmの世界最大の金貨「天正長大 判」をはじめ、江戸時代の慶長大判、慶長小判など。そして最近、発行された2000円札、5 00円硬貨までが陳列されている。古代の石貨から最新の2000円札まで眺めれ ば、お金に縁の薄い人も縁が深まるかも…。
(写真は 天正長大判)


 
なにわの海の時空館 放送 8月25日(金)
復元・菱垣廻船「浪華丸」 大阪・南港で最新の知的アミューズメントスポットとしてオープンしたのが「なに わの時空館」。海上にポッカリ浮かんだガラスのドーム型の外観が人目を引き、 興味と好奇心をくすぐる。夏休みに入ってから子供連れの来館者でにぎわい子供たち の人気を集めている。
 このミュージアムでは難波津と呼ばれていた時代から、海上交通の要所として発展 してきた大阪の海の交流史、人と船、船と港との関わりを時空を超えて楽しみながら 学べる。またドームからの360度の眺めも素晴らしく、遠く明石海峡大橋も望め る。特に真っ赤な夕日の眺めは天下一品で、新しい夕日スポットとして人気を集めて いる。
(写真は 復元・菱垣廻船「浪華丸」)

フィギュアヘッド 「浪華(なにわ)丸」は、江戸時代に大阪と江戸の間を行き来していた菱垣廻船を実物大で復元している。全長約30m、帆柱約27.5m、千石積級の船で米俵2500 俵が積めると言う。船内には当時使われていた船具や調度品類の複製品が配置されて おり、実際に乗船して船内の様子を見学することができる。また浪華丸は昨年、実際 に大阪湾を帆走した。
 「83大阪世界帆船まつり」「SAIL OSAKA97」で大阪に来航した帆船 のフィギュアヘッドが展示され、身近にいろいろなフィギュアヘッドを見ながらその 由来や意味を知ることができる。フィギュアヘッドは航海と乗組員の安全を祈って帆 船の船首に飾られた魔除け、守護神です。
(写真は フィギュアヘッド)


◇あ    し◇
水道記念館地下鉄御堂筋線西中島南方駅下車徒歩15分。 
阪急京都線南方駅、千里線柴島駅下車それぞれ徒歩15分。
自転車博物館JR阪和線百舌鳥駅下車徒歩12分。
ワインミュージアム地下鉄テクノポート線・ニュートラムコスモスクエア駅下車徒歩5分。
貨幣資料館地下鉄堺筋線・中央線堺筋本町駅下車徒歩3分。   
なにわの海の時空館地下鉄テクノポート線コスモスクエア駅下車徒歩10分。
ニュートラムトレードセンター前駅下車10分。
◇問い合わせ先◇
水道記念館06−6324−3191
自転車博物館0722−43−3196
ワインミュージアム06−6613−2411
貨幣資料館06−6268−1770
なにわの海の時空館06−4703−2900

◆歴史街道とは

     日本の歴史の舞台を尋ねながら、日本文化の魅力を楽しみながら体験できる
ルートのことです。
     伊勢・飛鳥・奈良・京都・大阪・神戸の歴史都市を時流れに沿ってたどるメインルートと地域の特徴を活かした8本のテーマルートが設定されています。

 

@・・・ひょうごシンボルルート   
A・・・丹後・丹波伝説の旅ルート
B・・・越前戦国ルート              
C・・・近江戦国ルート              
D・・・お伊勢まいりルート         
E・・・修験者秘境ルート           
F・・・高野・熊野詣ルート         
G・・・なにわ歴史ルート           

    歴史街道計画では、これらのルートを舞台に
  「日本文化の発信基地づくり」
  「新しい余暇ゾーンづくり」
  「歴史文化を活かした地域づくり」
を目指し,
    官民188団体によりソフト・ハード両面の事業が推進されています。

◆歴史街道テレフォンガイド

     テレビ番組「歴史街道〜ロマンへの扉〜」と連合した各地の歴史文化情報を提供しています。
                  TEL:0180−996688    約3分 (通話料は有料)

 

◆歴史街道倶楽部のご紹介

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歴史街道推進協議会