歴史街道〜ロマンヘの扉〜


歴史街道スペシャル
若狭に春を告げる神事と小浜の秘宝

2016年2月20日(土) 夕方4時55分〜5時25分

福井県の小浜は“海のある奈良”とも称されるほど、貴重な文化財を伝える神社やお寺が
数多く存在しています。鯖街道の起点として知られていますが、その歴史はさらに古く、
1200年以上前から大陸と奈良の都をつなぐ重要な役割を果たしていました。

そんなこともあって、小浜は関西に春を告げる奈良・東大寺の「お水取り」とも
深い関わりがあります。また、「お水取り」に先立ち小浜で行われる「お水送り」という
神事も奈良との関連が…。2つを結ぶ“ちょっとうっかり者の神様”とは!?

さらに、名水が湧く町・小浜には美味な食べものもズラリ。
歴史ロマンと新たな発見が詰まった若狭の旅にみなさんを誘います。

案内・語り : 道上洋三
旅人 : 柴田博 乾麻梨子 (いずれもABCアナウンサー)


小浜湾
日本海に面した福井県小浜市は
古くから大陸文化の玄関口であり、
奈良時代には都に塩や海産物を送る
御食国(みけつくに)でもありました。

神宮寺
小浜には歴史の古い寺や神社が
数多くあります。神宮寺もその1つで、
奈良時代初めの創建。
お寺でありながら本堂の正面には
しめ縄が張られ、「神仏習合」の名残が
今なお色濃く残っています。

閼伽井(あかい)
神宮寺の境内に湧くお水を毎年2月の
下旬にご住職が邪気を祓い、
本尊に供え、祈りを込めます。
そして3月2日の夜、
そのお水を近くを流れる
遠敷川(おにゅうがわ)に注ぎます。
これが奈良の都へ清水を送ると
伝えられている神事「お水送り」です。

毎日さまざまな魚介類が水揚げされ、
若狭は海の幸の宝庫。
その理由の1つに挙げられるのが
“名水”です。川の水も上質で、
海に流れ込む際に多くの栄養分を運び、
それが豊富な海産物につながっています。

雲城水(うんじょうすい)
良質の水が多数湧き出していることでも
有名な小浜。市内だけでも約120の
自噴する井戸が確認されています。
雲城水は名水の代表格で、
海のすぐそばで湧き出しているにも
かかわらず、塩気は全くありません。

伊勢屋
雲城水にほど近い和菓子の伊勢屋さんは
天保元年の創業です。
「丁稚ようかん」は
夏ではなく冬の名物。
雲城水と同じ水源の地下水が
使われていて、小豆本来の美味しさを
存分に引き出しています。

明通寺(みょうつうじ)
名水スポットが多い小浜。明通寺も
清流・松永川の谷あいの鬱蒼とした
木立の中にあります。
平安時代初期、征夷大将軍・
坂上田村麻呂によって創建されました。
本堂も三重塔も鎌倉時代に
再建されたものですが、
どちらも国宝に指定されています。

三重塔の内部には正面に釈迦三尊坐像が、
背中合わせという珍しい配置で
安置されているのは阿弥陀三尊坐像。
普段は非公開の貴重な仏像を
今回、特別に見せていただきました。


◆歴史街道とは

関西は「歴史・文化の宝庫」として世界に誇れる地域です。歴史街道では、日本の歴史文化の魅力を楽しく体験し、実感できる旅のルートとエリアを設定しました。伊勢・飛鳥・奈良・京都・大阪・神戸といった主要歴史都市を時代の流れに沿ってたどる「メインルート」と各地域の特徴をテーマとして活かした3つの「ネットワーク」です。

歴史街道計画では、これらのルートを舞台に
「日本文化の発信基地づくり」
「新しい余暇ゾーンづくり」
「歴史文化を活かした地域づくり」

の3つの目標を掲げ、その実現を目指しています。

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