社員紹介「報道局 パリ支局長 天本周一」

企む仲間たち(member)

【インターンシップ マイページ】

今、こんな仕事をしています!

現在はANNパリ支局長として、ヨーロッパを中心に政治、事件、経済などを取材し、日本に向けて「ニュース」を発信しています。

朝日放送は、テレビ朝日を中心とするANNニュースネットワークにおいて、フランス・パリと中国・上海に支局を構えていて、ABCからそれぞれ支局長、カメラマンが派遣され、現地で勤務しています。

フランス・パリは、本来、音楽や芸術など「華やかな」ニュースが多い場所なのですが、シャルリーエブド(フランスの新聞社)襲撃事件以降、劇場やカフェなどが襲われたパリ同時多発テロ事件、80人以上が襲われた南仏・ニースのテロ事件などテロが頻発しているほか、イギリスのEU離脱決定(Brexit)をはじめ、ヨーロッパで広がる極右政党(難民排斥、反EUを掲げる政党)の台頭など、今、ヨーロッパは、日本でも注目される大きなニュースが多く、忙しい日々を過ごしています。

天本周一

担当した仕事で『やりがい』を感じたのは?

これまでの仕事で一番のやりがいを感じたのは「ドキュメンタリー制作」です。
日々の短いニュースでは伝えられないことをたとえ深夜、早朝というあまり視聴者が多くない時間帯であったとしても、長い時間をかけて、自分の伝えたいことを思いっきり伝えることが出来るドキュメンタリー制作は、自分にとって一番のやりがいです。

年金、性差別、北朝鮮、これまで制作した作品はいずれもテーマはバラバラですが、その取材の中で出会った人たちと過ごした時間は記者として、一番の宝物です。

天本周一

入社から今までで笑える失敗、すごい経験

すごい経験はありすぎて――書ききれません。
今、海外、しかもフランスのパリに住み、海外特派員として働いていること自体「すごい経験」です。

2016年7月にニースでIS(過激派組織『イスラム国』)に感化された男がトラックを暴走させ、花火を見に来ていた観客を次々とはねました。死者は80人以上。
同じ時間、私は8歳の娘とニースではねられた観客同様、パリで花火を見ていました。
その日フランスは革命記念日の祝日で、フランス全土で花火が上がるなどお祝いの日でした。東京からの連絡を受け「パリの様子」「容疑者の背景」など、事件発生から30分後には電話中継での解説を行いました。しかし、中継時はニュースを受け混乱する人ごみの中で、娘も一緒でした。
「パパ~早く帰ろう!」
人ごみの中、娘の安全を気にしながら、同時に耳元では電話中継。あの夜の、あの電話中継は、一生忘れることが出来ない経験です。

こうしたテロ事件も影響していますが、2016年、世界は2つの「まさか」を経験しました。一つは「離脱はない」と思われたイギリスの国民投票。そして、「当選はない」と言われたトランプ氏のアメリカ大統領に就任。「あり得ない」と思っていることが現実になる時代に突入しています。自分自身、世界がどう変わっていくのか、パリ支局で働き真剣に考えるようになりました。
「記者として世の中を見て、感じてそれを伝えたい」。エントリーシートにそんな青臭いことを書いて朝日放送に入社した自分が、世界の今後を真剣に考えるようになったこと―――それこそが、もっとも凄い経験なのかもしれません。

天本周一

朝日放送に入社してよかったこと

やりたいことを任せてもらえる環境。時に厳しく、そして優しく指導してくれる上司、先輩。怒ってばかりなのに付いてきてくれる後輩・・・ 朝日放送が作り出してくれるこの環境こそ、入社して一番良かった、と思える点です。

東京とは違います。情報があふれ、情報を選択していく「東京」とは違い、大阪だからこそ、伝えられるものがあります。
人と向き合い、地域に根差し、地域の皆さんに愛されている朝日放送だから、出来る仕事がたくさんあります。

学生の皆さんにメッセージ

仕事は生活していくために欠かせないものだと思います。でも、一方で「やりがい」も大切だと思います。

僕は入社以来、報道の現場しか経験していないので、偉そうなことは言えませんが、報道の現場は確かにしんどい、です。休みもそうそう取れませんし、携帯がひとたび鳴れば家族との時間も奪われます。それでも、「やりがい」がある仕事だと思っています。

1人で出来ることは「小さな、小さなこと」ですが、それが「朝日放送」というチームとなって取り組めば、世の中に影響を与えるほどの「大きなもの」を作り出すことが出来る、と思います。ぜひ、朝日放送の扉をたたいてみて下さい。そこには、みなさんが経験したことのない「魅力ある世界」が広がっているはず、です。

ある1日のタイムスケジュール
11:00
国際会議始まる/『報道ステーション』に向け、取材
何かレポート出来るものはないか・・・
会議では首脳たちは何を話すのか・・・
自信のないものの、英語通訳のスピーチに神経を集中させる。
それでも聞き取れず、焦る。
新聞チェック
14:00
『報道ステーション』 OA
会議は続く・・・
15:00
番組が終わり、遅い昼食・・・
でも、会議場の売店にはろくなものがなく、サンドイッチをつまむ。
17:00
翌日の朝ニュース、昼ニュースに向け、東京と打ち合わせ
朝ニュースは中継と決まる。
会議を取材しながら、原稿を考える・・・
19:00
夕食は「日本食」弁当
あったかい食べ物と慣れ親しんだん「和食」にようやく生き返る。
食べたら、すぐ中継用の原稿作成。
21:54
朝ニュース中継
その後、お昼ニュースに向け、更新すべき情報がないかをチェック。
23:00
原稿出稿して就寝。しかし問い合わせのため、1時ごろ電話が鳴る。
デスク「この表現は・・・」「数字が違うような・・・」
天本「はい!分かりました!直します!」
ベッドを出て、パソコン開く。ごそごそと原稿修正。
現地のニュースをチェック。原稿を修正。気づくと2時を過ぎていた。
3:45
昼ニュース OA
※ あくまでも1番忙しい日です。
   もちろん、街に出ることも記者として大事。
   余裕のある時ももちろんあります!