Story

ストーリー

最終回

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ひかる(若月佑美)への淡い思いを胸に秘めて、アメリカへと旅立った律(本田響矢)。
ルカ(井手上漠)もまた、ひかるのひたむきさとまっすぐさに刺激を受け、モデルとして自立するためにペントハウスから出る決意を固めていた。

そして、自身の夢でもあった海外での医療活動をするため、アフリカへと旅立つ日が迫っていた彰人(中尾暢樹)は、ひかるに「一緒にアフリカに来てほしい。必ず幸せにする」と告げる。決断を迫られるひかるだったが…。

そんな中、シオン(鈴木康介)は、「二人で食事に行かないか」と、ひかるをはじめてデートに誘うのだった。ルカから見繕ってもらったワンピースを選んだひかるは、ドレスアップをしてシオンとの食事に向かうのだが、シオンに呼ばれた場所は立ち食い蕎麦店。
上品に、そして美味しそうに立ち食いそばを食べるシオンが、「お前のレベルに合わせてやったんだ。俺の優しさだ」と言い放つと、ひかるとケンカに…。しかし、そこはかつてシオンが両親に内緒でこっそりと食べに来ていた思い出の店だった。ひかるは、シオンに「私にあのペントハウスにいてほしいのは、私の“料理”が好きだからですか?」気持ちを問いただすのだが…。

「2度と恋はしない」と誓って人生を立て直すためにペントハウスで働き始めたひかる。
そのひたむきさと、まっすぐな言動で、クセだらけのセレブたちと渡り歩く中で“自分が必要とされていること”の喜びを感じていたひかるは、一度あきらめた結婚という選択をすることができるのか!?

ひかるとセレブたち4人の“決断”を描くクライマックスにぜひご期待ください!

9

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彰人(中尾暢樹)に対して、ひかる(若月佑美)との結婚を勧めていたシオン(鈴木康介)。しかし、シオンはひかるをペントハウスから追い出したことを後悔し、ひかるの大切さを思い知る。そして、ひかるに対してプロポーズをした彰人に「二人の結婚は認めない」と宣告するのだった。

コンサートを前に、ピアノの練習に打ち込んでいた律(本田響矢)は、コンサートの翌日にアメリカへ発つことをひかるに告げる。ひかるの応援と励ましを素直に受け入れはじめた律は、かなわぬ恋をしながらピアノの道へと突き進んだブラームスと自分を重ねながら、ひかるへ感謝の気持ちを言葉にするのだった。

ケガを負い、モデルの仕事を休んでいたルカ(井手上漠)は撮影に復帰。撮影スタジオで彩華(青島心)から高圧的に邪魔者扱いされる中、ルカはシオンからの「いつでも嘘のない、自然体の自分で向き合える。そういう唯一無二の存在だと俺は思っている」という言葉を思い出し自信を取り戻す。

相手を見下してきたシオンは、両親から受けてきた「自分だけが特別」という帝王学の殻を自ら破りはじめていた。仕事でも部下のことを信じ、仕事を任せるようになり、その表情からは険しさが消え、柔らかささえ浮かべるように。そして、彰人はひかるの相手を思う気持ちに触れ、女性へのトラウマを払拭しはじめていた。

手に負えなかったセレブ男子たちに訪れた変化――。
その変化のそばには、つねにどんな状況でもまっすぐに向き合い、相手の気持ちに寄り添うことで乗り越えてきたひかるの姿があった。

律はアメリカへと旅立ち、ルカはモデルとして新たな道へと進む決意を固めてく中、シオンと彰人はついにひかるへの思いを本音でぶつけあう…!

8

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パーティーでの事件を機に、シオン(鈴木康介)から一方的にクビにされペントハウスを追い出されてしまったひかる(若月佑美)。心配する律(本田響矢)とルカ(井手上漠)の一方で、「傷つけたなら、許さない」と、シオンに怒りの表情を見せる彰人(中尾暢樹)。
穏やかな時間が流れ始めたはずのペントハウスに、ひかるがいた頃のにぎやかな面影はもうない。

行き場を失ったひかるは、派遣社員として家事代行会社で働き始めていた。1週間で指名をどんどん受け素敵な同僚にも恵まれ、充実感を抱くひかる。しかし、ペントハウスでの仕事を思い返すと「何か、物足りない…」と寂し気な表情を見せるのだった。

そんなある日、ひかるが働く家事代行会社へとふらりとやってきた律。「戻ってきてよ」と素直な気持ちをぶつける律だったが、ひかるは「私はもう、あの家には戻れないです」と告げる。

そんな中、ひかるとの結婚を本気で考えていた彰人(中尾暢樹)に、海外での仕事の誘いの連絡が入る。かねてより海外で働きたいと志望していた彰人は、ある決意を胸に灯す。

そして、シオンもまた、誰もいなくなったキッチンで、一所懸命に料理を作り、テーブルを囲んで楽しく食事をしていたひかるの面影を思い起こしていた…。

7

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気まずい雰囲気が流れる朝の食卓。ひかる(若月佑美)は彰人(中尾暢樹)からの本気のプロポーズにどう返事をすればよいものか思い悩み、シオン(鈴木康介)とルカ(井手上漠)の間には深い亀裂が入っていた。

そんな中、ペントハウスで律(本田響矢)のコンサートプロモーションを兼ねたパーティーが開催されることに。シオンは、大事なゲストを集めたパーティー用の料理を「お前の料理だから、いいんだ」とひかるに託し、彰人からのプロポーズについても「断る理由がどこにある」と、不愛想を気取って言い放つ。

ひかるは、パーティー料理の準備をしながらも、以前シオンから言われた「お前がいてくれないと、困る」という言葉を思い返していた。その一方、ひかるへの想いを押し殺していたシオン。子どもの頃、いちばん仲の良かったルカが作ってくれたおにぎりが大好きだった。だが、母親からの「あなたはあの子とは違うのよ」という言葉の呪縛に囚われていたのだった。その呪縛を優しく解いてくれた、ひかるの料理――。

パーティー当日、アレンジされた“おにサンド”が並ぶ中、律の演奏がスタートする。そこへやってきたモデルの綾華(青島心)が、ルカに向けた言葉をきっかけに、大事件が起こってしまう…!

ひかるが流した涙の訳とは…!?

6

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朝、出社前のシオン(鈴木康介)とルカ(井手上漠)の背後に迫る謎の男――。

それは、かつてシオンが「無能だ」と一方的にクビにしたデザイナー・寺崎(五十嵐諒)だった。
「前の会社を無理やり辞めさせてまで俺を引き抜いたくせに!」
怒りに声を震わせる寺崎は、隠し持っていたナイフでシオンに襲い掛かる!
だが、腕を切り付けられたのは、止めに入ったルカだった。

彰人(中尾暢樹)の応急処置で事なきを得たものの、シオンは塞ぎ込んでしまう。
「ブランドのために頑張ってくれていた部下を、オレは見下していたんだ。だからこんなことに…」
内心で自分を責めていたシオンは律(本田響矢)にだけ胸の内を明かす。
すると律は、シオンに対して「思っていることを言えないこともあった」と告白し、「だから、物おじせずになんでもハッキリと言ってくれるひかるちゃんは大事にしなくちゃ、ね?」と優しく微笑むのだった。

その一方、ルカの付き添いで病院を訪れていたひかる(若月佑美)と彰人。
その帰り道、彰人は意を決した表情を見せ、「僕との結婚、考えてみてくれないか」と、まさかの告白を…!

住人との“恋愛は即クビ”が条件のひかるだったが、彰人からの突然のプロポーズにひかるは――!?

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「僕の恋人になってほしいんだ」

彰人(中尾暢樹)からの思わぬ告白――。それは、大手製薬会社のパーティーに“恋人のフリ”をして一緒に出席してほしいというものだった。そのパーティーには、彰人が女性に対してトラウマを抱える原因となった女性も出席する。だから、自分に恋人がいることを見せつけたいと漏らす彰人。ひかる(若月佑美)は、“1日限りのプロ彼女”として、彰人の恋人役を引き受けるのだった。

パーティーへと向かう前、ドレスアップしたひかると彰人を目にしたシオン(鈴木康介)。
「シオン、ひかるさんをお借りします」
「オレの女みたいな言い方するな」
その内面、シオンは複雑な思いをよぎらせるのだった。

そんなシオンに対して、嫉妬と気まずさを抱いていたルカ(井手上漠)。
ひかるへの嫉妬心からシオンにキスをしてしまったことに対して、
「キスは好きな人とだけするもんだ」と言い放つシオンに、ルカは思わず感情をぶちまけてしまう。

その頃、パーティー会場では、彰人の初恋相手・玲子(中村静香)とひかるが対面。玲子の夫は神崎総合病院の外科部長。理事長である彰人の父に取り入るために初恋を利用したのが玲子だった。
状況を察したひかるは“プロ彼女”に徹するのだが、とんだドジを踏んでしまい…。

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唐突に律(本田響矢)に唇を奪われてしまったひかる(若月佑美)。
住人たちとの恋愛は“即刻クビ”という状況の中、ルカ(井手上漠)にも勘づかれてしまったひかるは、意を決して律に恋愛感情がないことを告げる。と、その刹那、「は?何言ってんの?本気で好きになると思った?」と律の態度が豹変!
律はわざとひかるをクビにしようと画策していたというのだが、その一方でピアニストとしての苦悩も抱えていたようで…。

その夜、風呂上りのひかるは不意にめまいを起こし倒れてしまう。
応急処置をしてくれた彰人(中尾暢樹)から、倒れていたひかるを助けてくれたのはシオン(鈴木康介)だったことを聞かされたひかる。冷徹で口が悪いばかりのシオンの、優しい一面に触れた気がするのだった。

そして、これまでは言葉数も少なく、どこかつかみどころのなかった彰人から、シオン、ルカ、律とは幼馴染だったことを聞かされる。そして、女性嫌いなシオンだけではなく、彰人もまた女性に対して苦手意識を持っていることも…。ひかるは、彰人と少し打ち解けられたような気持ちにうれしさを感じるのだった。

だがその直後、ひかるはシオンからクビを宣告されてもおかしくないような、そんな絶望的な状況に追い込まれることに…!?

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晴れてペントハウスでの管理人兼料理人として働くこととなったひかる(若月佑美)。
働く条件は、「住人を満足させる食事を作り続けること」「恋愛は絶対禁止」の2つ。
料理には自信があり“2度と恋愛はしない”と誓ったひかるにとっては、なんてことのない条件のはずだった。
しかし、ひかるが部屋の掃除をしていた際に、楽譜の書かれたお菓子の包み紙を捨ててしまったことから、天才ピアニスト・律(本田響矢)が不穏な動きを見せ始める…。

「感性を磨くには恋をするのがいちばんなんだ」。
ひかるに対して思わせぶりで意味深なアプローチを続ける律。
そんな二人の雰囲気にいち早く気づいたのはルカ(井手上漠)だった。
「シオンにバレたら大変だよ」。

ひかるのことを心配しつつも、実はシオン(鈴木康介)がひかるのためにマフラーを選んでいたことに、ひそかなジェラシーを抱くルカ。

そんな中、律から強引にベッドに引き寄せられたひかるの姿を、シオンに見つかってしまう!

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クセが強いうえに、食の好みがバラバラな4人の希望を満たす料理を作ったかに見えたひかる(若月佑美)だったが、雇い主のシオン(鈴木康介)から「不合格だ」と、にべもなく宣告されてしまう。
「それになんだ、その汚い服は。さっさと帰れ」。
それは、ひかるがお守りのように身に着けている母のマフラーだった。

「もっといい職場をみつけよう!」と持ち前の明るさで気持ちを切り替えたひかるだったが、その場にいた彰人(中尾暢樹)から「僕、この人でもいいけど」と思いがけない言葉が。律(本田響矢)とルカ(井手上漠)から後押しされる形で、シオンは渋々ながらも管理人兼料理人として、そして「恋愛は絶対に禁止」を条件に採用することに。

シオンの持ち家でもあるペントハウス内の案内役を買って出たのは律。高級な調度品の並ぶ広いリビングに、バーカウンター、トレーニングジムもある豪華さに圧倒されていくひかる。一通り案内を終えた律は、不意に「この前みたいに、部屋をのぞき込むのはナシね。プライバシーは守って」と忠告。律の表情にはそれまでの笑顔が消え冷徹なもので…。

サプリメントが棚一面に並ぶ彰人の部屋、グランドピアノの周りに楽譜が散らばっている律の部屋を掃除して回る中、高級ブランドの化粧品が揃うルカの部屋へ。「身だしなみをちゃんとしないとシオンに怒られちゃう」とルカからメイクの手ほどきを。そして、シオンとは幼馴染で子どもの頃から好き、という話を聞くのだった。

仕事へと向かったシオンは、職場でも社員を威圧しては、他人の意見を聞こうともしないオレ様ぶりを発揮。だが、シオンには自分でもあらがえない両親とのトラウマがあって…。

ワケありなセレブたちと、「恋愛はもう二度としない」と誓った管理人兼料理人の生活が始まる――。

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「物心ついた時から、私の夢はお嫁さんだった」
質素なアパートで母と二人暮らしで育った百瀬ひかる(若月佑美)は、母親の影響から恋愛は結婚前提と決めていた。しかし、最初で最後の恋と信じた彼は国際ロマンス詐欺師で、結婚資金として貯めていた貯金はおろか800万円という借金だけが残ってしまった。
「もう恋なんてしない!」と決心し、人生を立て直すべく高収入&住み込みという条件だけを狙って、高級ペントハウスの管理人の面接へ。

そこは、スーパーセレブたちが暮らすシェアハウスだった。

雇い主で世界的有名ブランドの次期社長・西園寺シオン(鈴木康介)とともに共同生活をしていたのは、ピアニストの天羽律(本田響矢)、ファッションモデルのルカ(井手上漠)、そして小児科医の神崎彰人(中尾暢樹)の4人。

書類選考でひかるを男性だと勘違いしていたシオンは、ひかるを一目見るなり、「管理人は男と決めている!出ていけ!」と即クビに!しかし、国際ロマンス詐欺に遭ったひかるに興味を持ったルカは、夕飯を作ってもらうことを提案。「お腹空いてんだぁ。僕」と甘える律にもシオンは折れ、「4人が満足する料理を30分以内に作ってみせろ。もし一人でも1パーセントでも不満があれば即刻追い出す!」と料理選考を渋々承諾することに。

しかし、その4人の好みは、「高級食材しか口にしない&シイタケは大嫌い」、「お菓子好きで野菜と辛い物が嫌い」、「ダイエット中で低カロリー」、「食に興味はないけど、噛むのが苦手でタンパク質を摂りたい」と、言いたい放題。

4人を満足させる夕飯作りという、かなりの難題に挑むことになったひかるが作った料理とは…!?