ピンチをチャンスに変えた!THEグレートジャッジ
~今を乗り越えるヒントとは?~

2020616日(火) よる7時~放送

司会
井ノ原快彦
千原ジュニア
プレゼンター
勝村政信
川島明
陣内智則
武井壮
堀田茜 (五十音順)
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番組内容

コロナ禍という未曽有の事態により、人類はいま、ピンチに立たされている。
ワクチンはいつできるの?経済は大丈夫なの?etc.……多くの不安に覆われている。
しかし、人類は過去にもさまざまな窮地を乗り越えてきた。
この番組は、「感染症拡大」「最大級の大不況」など窮地を乗り越えてきた偉人=グレートさんたちの“グレートなジャッジ”を、イラストや当時の映像など使ってわかりやすくプレゼン。コロナ禍を乗り越えるためのヒントを探っていく。

「世界が絶賛!ワクチン開発の礎を築いた日本人」

1人目のプレゼンター、川島明はワクチンのもととなる「抗体」を世界で初めて発見した、「日本の細胞学の父」とも呼ばれるグレートさんをプレゼンする。感染症で弟2人を亡くしたことから、わずか5歳にして「感染症を撲滅したい」という志を抱き、東大医学部を経てドイツ・ベルリンへ留学。試行錯誤を繰り返して抗体の存在、免疫のシステムを明らかにした。コロナ禍のいま、ワクチンへの期待は非常に高い。近い将来、そのグレートさんの肖像が千円札の図柄になることから、「(千円札ではなく)一万円札でいいんじゃないの?」(千原ジュニア)と出演者全員が称賛する。

「最悪の不況を一人もクビにせず乗り切った日本人」

2人目のグレートさんをプレゼンするのは陣内智則。現在のコロナ不況を上回るほどの大不況に陥っていた1930年。創業した電気メーカーの売り上げを、今の価値に換算すると月3億円から1億5000万円にまで落としながらも、ピンチはチャンスとばかりに販売スタイルを転換し、一人もクビにせずに不況を乗り切った。のちに「経営の神様」とも言われたグレートさんの、その当時のジャッジにも通じる言葉を語った肉声を聞く。

「オリンピックを執念で復活させた日本人」

3人目のプレゼンター、武井壮は一度は中止に追い込まれた幻の東京オリンピックを実現させたグレートさんをプレゼンする。来年に延期されたものの、開催が危ぶまれる面もある東京オリンピック。グレートさんはその昔、「日本再建のためにも、水泳を復活させる」との信念で、GHQのトップであるマッカーサー元帥のもとを何度も訪れ、その結果日本のスポーツ全体を復権させた。イメージを高めるべく、英語風のイントネーションをつけてマッカーサーの台詞を言う武井に対し、「ちょっと(内容が)入りづらいです」(ジュニア)、「そこまで言うなら英語で言ってくださいよ」(井ノ原)と笑いを交えつつプレゼンが進行。貴重な過去のレース映像には、武井自らが実況をつける。

「世界初の感染ルート調査で人々を救った医学探偵」

4人目のプレゼンターは堀田茜。感染症の拡大を防ぐのに重要なのは、感染ルートを把握すること。謎の感染症が大流行していた19世紀のロンドンで、それまで原因とされていた学説に疑問を持ち、自ら聞き込み調査を繰り返して感染マップを作成。感染源を突き止めたイギリスの医師で、「疫学の父」とも呼ばれるグレートさんの偉業をプレゼンする。原因特定の大きなカギとなったのはビール工場。ビールを飲料水代わりに飲んでいたというエピソードには「ちょっとうらやましい」との声が上がる一幕も。

「完璧な検疫で感染症の上陸を防いだ日本人」

最後のプレゼンターは勝村政信。海外からの入国時に検査をし、感染者を隔離することでウイルスを国内に入れないようにする「検疫」。その検疫システムを確立したグレートさんをプレゼンする。明治時代、日清戦争の戦場ではコレラが大流行。日本に帰国してくる23万人もの兵士全員を検疫し、コレラの日本上陸を防ぐミッションを課せられたのが、衛生局(今の厚生労働省のような部署)の職員で、医師でもあったグレートさん。大規模な検疫所を急ピッチで3ヵ所も設立し、反対運動で窮地に追い込まれながらも、機転を利かせて軌道に乗せた。