2019年3月16日(土) 午後2:25~3:55放送!
大阪市民の命を救う巨大病院「大阪市立総合医療センター」で密着取材!
続々と重症患者が搬送される救命救急センターで働く女性救命医たちの奮闘記!
小児がんと闘う6歳の少女が挑む最先端医療のリニアックとは?
白血病を患う16歳の女の子の闘病記録!彼女に寄り添うのは同じ過去を持つ緩和ケアの看護師だった…
心臓病の高齢者を救う、切らずに治す最先端治療のTAVIに迫る!
大阪市都島区にある「大阪市立総合医療センター」は、ベッド数が1000床を越える巨大病院。大阪市民の命を救うべく、日夜、多くの医師や看護師たちが奮闘している。そんな巨大病院の裏側に潜入し、驚きの秘密に迫る医療ドキュメント。
年間1000人以上の重症患者が搬送される救命救急センターには、現在、4人の女性医師が勤務している。「患者や家族とコンタクトをとる際のコミュニケーション力が高い」と、女性医師の強みを評価するセンター長。そんな女性救命医たちの奮闘に密着する。心肺停止状態で搬送された独居高齢者の臨終に立ち会う姿や、磁石を飲み込んでしまった小学1年生の男の子への対処など、次々と搬送される患者たちに向き合う女性医師たち。さらに、彼女たちの素顔も紹介。救命医ならではの職業病とは?
2階にある小児医療センターは、大阪市の小児がん患者のおよそ8割が受診する小児がん治療の拠点病院。7階の小児病棟には医師や看護師合わせておよそ200人が勤務している。入院中の6歳の女の子は、昨年、足の骨にがんが見つかり、頭蓋骨に転移。抗がん剤の副作用で「味がしない」ため、普通なら楽しいはずの食事中も顔をしかめる姿が痛々しい。そんな少女のもとに緩和ケアの看護師が訪ねてくる。患者と会話し、体や心の苦痛を和らげるサポートを行うのが仕事だ。骨のがんを治療中の少女は、入院から7カ月を経て、新たな放射線治療を開始。彼女が臨む最先端医療のリニアックとは?小児がん治療の最前線を紹介する。
緩和ケアの看護師が向かった15階は、思春期や若年成人の患者がいるAYA世代病棟。白血病を患う16歳の女の子を訪ねる。中学2年生のときに急性骨髄性白血病と診断され、2度の骨髄移植を受けたが再発し、入院中。そんな彼女とオシャレ談義を交わす緩和ケアの看護師も、実は中学の時に白血病と診断され、がんを克服していた。同じ過去を持つことでわかることもある。「進級できるかな」と話していた女の子は、ある日、「しんどくて、勉強する気が起きない」と看護師に告げる…。
加齢とともに患う人が多くなる心臓病。そんな高齢者を心臓病から救う最先端の治療法がある。切らずに治す「TAVI」は、カテーテルで大動脈弁狭窄症を治す治療法のひとつ。循環器内科部長の成子隆彦医師によれば、高齢などを理由に4割の患者は開胸手術を断念するという。だが、TAVIであれば、切ることなく手術をすることができるのだ。今回は、高齢女性のTAVI治療に密着。切らずに治す最先端治療に迫る!
また、1日2000食を作る巨大厨房に潜入!患者を元気にする美味しい病院食を提供する厨房の秘密を大公開する。