昨シーズン“超変革”を掲げ、挑んだ金本監督の1年目。結果は64勝76敗3分、4年ぶりのBクラス。多少のミスには目を瞑り、経験を積ませることを優先させた。あくまで新戦力の台頭を促したのだが、打順を固定できず143試合で126通りのオーダーが組まれた。そして12球団ワーストとなったチーム打率に批判が巻き起こったのだ。
そして迎えた2017年の今シーズン、タイガースのスローガンは“挑む”へと変わった。“超変革”は単なる理想論だったのか…もう死んでしまったのか… いや、諦めるはずがない。外圧の強い人気球団でこれほどまでドラスティックな起用が出来る指揮官がいただろうか?何を言われようとも、迷いなく突き進む信念。誰にも出来なかったからこそ、そこにチームを変える活路があるはず。
番組は阪神・金本知憲監督と楽天・星野仙一副会長との対談をベースに番組を進む。星野氏は2003年、FA移籍に悩む金本氏を粘りの交渉で獲得した当時の監督で、2015年の監督就任の際も、背中を押した一人である。阪神監督一年目はともに4位。そこからリーグ優勝へと駆け上がった星野氏が見た、金本阪神の超変革の現在地とは?シーズンの戦いぶりはもちろん、独占密着映像も交え、どこにも出来ない阪神特番がここにある。