ショパンと歩み続ける巨匠・横山、２人の世界が交差するひととき
横山幸雄 ピアノ・リサイタル
入魂のショパン in 大阪 2024

　半世紀におよぶ音楽人生において、ピアノの新たな境地を切り拓き続ける横山幸雄。1990年ショパン国際ピアノコンクールにおいて、当時 歴代日本人として最年少入賞を果たしてから、ショパンとの歩みを深く模索し続けている稀有なピアニストです。
　毎年、宝石箱のようなプログラムでお楽しみいただいてきた「入魂のショパン」に、初めて横山幸雄作曲の作品が登場します。“個々の作品は、どれもかなり違ったスタイルと雰囲気を持っていると思うが、それはこういう作品にしようと何かを意図した結果ではなく、自然に湧き出るインスピレーションのおもむくままの結果である・・・自然なものが好きだし、一番美しいと思う”と語る、横山幸雄の音楽性が結晶化した珠玉の小品を、自身の演奏でお贈りします。
　そして、横山作品に呼応するようなショパンの傑作が並びます。形式の束縛から解放された自由な創造が広がる「バラード」全４曲は、それぞれがショパンの内面が吐露された音物語。絢爛たる技巧に満ちたショパンの“光”、「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」や「英雄ポロネーズ」！
　ショパンと共に歩み続けて来た横山が描く、新たなショパンとの世界にようこそ。