2013/09/14放送
海外の旅

≪アゼイタン≫

リスボンから南へ車でおよそ30分のところに位置する小さな街。この街はポルトガル全土で見られる「アズレージョ」と呼ばれるタイルの街として知られている。街の中の標識やネームプレートなどはすべてアズレージョになっている。

Azulejos de Azeitão
(アズレージョス・デ・アゼイタン)

街で一番大きなアズレージョ工房。様々なタイプのアズレージョを手作りしている。
見学自由。絵付け体験もできる。

お問い合わせ先
【住所】Bacalhoa-Azeitão
【料金】
アズレージョ絵付け体験 2名~1人15ユーロ(約2,000円)

José Maria da Fonseca
(ジョゼ・マリア・ダ・フォンセッカ)

アゼイタンのもう一つの特産品が、世界中で飲まれているポルトガルワイン。こちらは創業150年、ポルトガル最大級のワイナリーの一つ。ここのワインにはペリキータと呼ばれるポルトガル固有種のブドウが使われている。特に赤ワインは渋みが少なく爽やかな酸味とコクのある味わいは、国内外で数々の賞を受賞。
今やポルトガルで一番よく飲まれる赤ワインといわれ、人々から愛されている。

お問い合わせ先
【住所】
Rua José Augusto Coelho, 11-13 2925-942 Azeitão
【料金】
ガイドつき見学(※要予約) 大人 3ユーロ(約400円)
ペリキータ レゼルバ 赤 8ユーロ(約1,100円)
ペリキータ 白 4ユーロ(約530円)

《ポルトガルのちょこっとガイド!》

ワインに欠かせないコルク。実はコルクの生産量世界一はポルトガル。「コルクの木」があり、加工せず、木の皮をそのままくりぬいて作られている。最近はコルクを使った雑貨も登場。
その自然な風合いが大人気。ポルトガルの新たなお土産として注目を集めている。

≪シントラ≫

リスボンの西約30キロに位置する深い緑に覆われた山の上の古都。
この街は昔から貴族たちの避暑地として愛されてきた。
美しくどこか神秘的な街並み―「この世のエデン」と称されてきた景観は、世界遺産にも登録されている。

Fábrica das Verdadeiras Queijadas da SAPA
(ファブリカ・ダス・ヴェルダデイラス・ケイジャーダス・ダ・サパ)

約250年の歴史を持つ「ケイジャーダ」の老舗。「ケイジャーダ」とはシントラで700年もの間食べられているチーズのお菓子。塩抜きしたフレッシュチーズに卵や小麦粉、シナモンを混ぜ合わせ、タルト生地に流し込んでオーブンで焼き上げている。創業以来、受け継がれてきた味わいは街一番と評判。

お問い合わせ先
【住所】Volta do Duche, 12 Sintra
【料金】ケイジャーダ 1個 0.85ユーロ(約110円)

Hotel Tivoli Palácio de Seteais
(ホテル・ティヴォリ・パラシオ・デ・セテアイス)

ポルトガルの人はもちろん、世界中からやってくる観光客が一度は泊ってみたいという「7つのため息の宮殿」という名を持つホテル。館内は、18世紀に宮殿として使われていた当時の趣をそのまま残している。まさにため息が出るほどの美しさが訪れる人を魅了してきた。ホテルのアーチからは世界遺産のペナ宮殿が見える。

お問い合わせ先
【住所】Rua Barbosa do Bocage, 8 2710-517 Sintra
【料金】ルームチャージ 1泊朝食付 220ユーロ~(約29,000円~)

Palácio da Pena (ペナ宮殿)

19世紀に、当時の王様の夏の別荘として建てられた。街から宮殿までは車であがることができる。王様はここへ訪れた人皆が楽しめる空間にしようと、フランスやインド、イスラム諸国など様々な国の建築様式を取り入れて造り、ところどころにだまし絵の手法が用いられている。そんな隠れた遊び心を探すのもこの宮殿ならではの楽しみ方。

お問い合わせ先
【入場料】13.50ユーロ(約1,800円)

Cabo da Roca (ロカ岬)

シントラの市街地からシントラ山脈を抜けること車でおよそ10分。ユーラシア大陸最西端に位置する岬。海抜約140mの切り立つ崖に打ち寄せる波と白い灯台が美しい。大航海時代、ポルトガルで有名な詩人がこの岬を見て、「ここに地が果て、海がはじまる」と読んだ。まさに叙情詩そのままの風景が目の前に広がる。岬の案内所では、記念にクラシカルな文字で名前と蝋印を押してくれる最西端到達証明書を有料で発行してもらる。
夕暮れどきには、ユーラシア大陸で一番遅くに沈む太陽を見ることがでる。

お問い合わせ先
【料金】最西端到達証明書 5.6ユーロ(約750円)

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