≪ヴェリコ・タルノヴォ≫
ブルガリア随一の美しさを誇る崖の上の古都、ヴェリコ・タルノヴォ。12世紀~14世紀、第二次ブルガリア帝国の首都として栄えた街。旧市街には今も当時の建物が残り、住宅として使われている。
人々の暮らしと共に守られてきたその景観は、国の重要文化財に指定されている。
ХОТЕЛ ГУРКО (ホテルグルコ)
旧市街にあるプチホテル。古い街並みの趣をそのままにした外観とブルガリア製のアンティーク家具が置かれた落ち着いた部屋が魅力。通りに面した部屋からは、歴史地区が見渡せる。
【住所】ул. Гурко 33(グルコ通り33番地)
【料金】ルームチャージ 1泊朝食付 120レヴァ~(約8200円~)
【ホームページ】www.hotel-gurko.com
《ブルガリアちょこっとガイド!》
ソフィアなどの都市ではあまりみかけなくなったが、ヴェリコ・タルノヴォなどブルガリアの古い建物には必ず煙突があり、時々、煙突掃除屋さんが掃除している。ブルガリアでも都会ではなかなか見かけない煙突掃除屋さん。出会えるのは運のいい証。昔から体に触ると幸せになるという言い伝えがある。古都を訪れたら、ぜひ探してみて。
Общински Пазар ВЕЛИКО ТЪРНОВО
(ヴェリコ・タルノヴォ市場)
毎朝9時から夜7時頃まで活気に満ちた市場。そのほとんどのお店で採れたての新鮮な野菜が売られている。温暖な気候と急斜面で水はけのよい土壌を持つヴェリコ・タルノヴォでは野菜がよく育つのだそう。
【住所】:площад "Майка България" 2
(マイカ・ブルガリア広場2番地)
【営業時間】8:00~19:00
【料金】白ナス 1キロ 1.5レヴァ(約100円)
САМОВОДСКА ЧАРШИЯ
(サモヴォドゥスカ・チャルシヤ(職人街))
職人の街としても知られているヴェリコ・タルノヴォ。どこも店頭に職人さんがいて、手仕事を間近に見ることができる。19世紀、この街をブルガリアの文化を高める拠点にしようと、全国各地から様々な職人たちが集められた。現在は15の伝統工芸品がここで作られている。
【住所】ул. Георги С. Раковски и ул. Въстаническа
(ゲオルギー・ス・ラコフスキー通りとヴスタニチェスカ通り)
【営業時間】9:00~18:00(夏期は遅くまで開いている。)
ИКОНОПИСНО АТЕЛИЕ(イコン画アトリエ)
「イコン」と呼ばれる宗教画。ブルガリアの家庭には必ずあるといわれている。コーティング剤がなかった時代、染料に卵を混ぜて色を塗っていた。こうすると色が落ちにくく、いつまでもその輝きが保たれる。ブルガリアのイコン画職人は今もこの伝統的な手法で描いている。
【料金】1枚 40ユーロ~(約5300円~)
ШЕКЕРДЖИЙИЦАДЕНИЦА БОНЧЕВА (シェケルジイニッツァ)
菓子職人が手掛けるお店。ブルガリアの人なら誰でも懐かしくなるような昔ながらの駄菓子を全て手作りしている。カフェスペースでお菓子と一緒にいただけるコーヒーは、粉を入れたお湯を煮立てて上澄みをカップに注ぐトルコ式のコーヒー。
【料金】
砂コーヒー 2レヴァ(約140円) /駄菓子 1レヴァ~(約70円~)
КРЕПОСТ ЦАРЕВЕЦ (ツァレヴェッツの丘)
教会と、それを守るように建造された石の壁がある丘。夜を迎えると幻想的な光景を生み出す、音と光のショーが行われる。ポストカードに必ず使われるという街自慢のアトラクション。
【住所】пл.Цар Асен 5000(ツァル・アッセン広場5000番地)
【営業時間】夏期8:00~19:00 /冬期9:00~17:00
【料金】入場料6レヴァ (約410円)
※音と光のショーは毎日行われていない為、街の観光局にお問い合わせください。
団体客で申し込めば、いつでも見ることができる。
≪アルバナシ≫
ヴェリコ・タルノヴォの市街地から車で10分ほどのところにある村。中世の民家が80棟も残っていて「生きた歴史博物館」とも言われている。地域全体が国の歴史保護地区に指定されている。
ЦЪРКВА РОЖДЕСТВО ХРИСТОВО
(キリスト生誕教会)
16世紀に建てられた教会。見事な壁画には5000を超える聖人が描かれ、聖書の様々な場面が表されている。国の文化財にも指定されている、アルバナシで最も古い建物。
【住所】
ул. Рождество Христво 1
(ロジュデストゥヴォ・フリストヴォ通り1番地)
【営業時間】
冬期11月~3月 10:00~16:00 /夏期4月~10月 9:00~18:00
※毎週火曜日は9時~12時まで。
【料金】入場料6レヴァ(約410円)
КЪЩАТА НА МАМА ЯНА (ヤナさんのお家)
ブルガリアで守ってきた伝統や文化を世界中の人たちにも知ってもらうため、ヤナさんのお宅のように観光客に開放している民家がたくさんある。こちらのお宅には日本の皇族も訪れたことがある。
【住所】
Арбанаси, ул. Георги Анагноста 10
(アルバナシ村ゲオルギー・アナグノスタ通り10番地)
【料金】昼食代(要予約) 1人 8.5レヴァ(約580円)
※ヨーグルト作りも含まれる
※今回伝統舞踊は特別にやっていただきました。