九州の西の果て、豊かな自然とキリシタン文化の香りが残る熊本県天草市。
今回は、天草の西海岸、東シナ海をのぞむ山の斜面に建つ｢石山離宮 五足のくつ｣の2005年に新設されたヴィラＣを訪ねる。

ヴィラＣは元々あったヴィラＡＢのさらに上、斜面をどんどん登った場所に建つ。
テーマは「キリスト教が伝来した中世の天草」。単なる増築ではなく、専用のレセプション・食事棟を持ち、敷地も料理内容もヴィラＡＢとは全く異なる。さながら新しい旅館を造ったかのよう。

レセプション棟「天正」は、外観は瓦屋根の仏教的なデザインで、内装は教会のイメージ。
東洋と西洋が融合した異空間で、中世の天草にタイムスリップ。

五重塔のようなエレベーターに乗り、点在する離れの客室へ。客室は広々としたワンルームタイプの洋室で、海に面した開放的な造り。キングサイズのベッド２台とガラス張りの内風呂、自家源泉の温泉露天風呂が備わる。

東シナ海に夕日が沈む頃、お楽しみの夕食がスタート。
ヴィラＣ専用の食事処で、天草の旬の食材にこだわった創作会席をいただく。

敷地内に｢五足の靴文学遊歩道｣が通り、散策にぴったり。

食事は＜朝食８：００～１２：００／夕食１８：００から２２：００＞の間で好きな時間にＯＫ。予約の必要はなし。また、食事は和食と洋食から選べる。