LIFE~夢のカタチ~ まったく新しい技術「立体組子」を生み出した木工職人!

2025年11月9日(日) 5:20 ~ 5:50
組子。釘や金具を一切使わず、細い木を幾何学的な文様に組み合わせる、日本の伝統的な木工技術です。平面構造の組子を立体構造にする唯一無二の技法を生み出した木工職人!

◇番組内容1日本の伝統的な木工技術、組子。釘や金具を一切使わず、細い木を幾何学的な文様に組み合わせる技法です。およそ1400年もの歴史を持つとされる組子は、平面構造であることが常識。それを打ち破ったのが今回の主人公、村山伸一さんです。
◇番組内容2手掛けたのは曲面の組子。世の中に存在していなかった、唯一無二の技法です。平面構造が当たり前の組子を立体に見せるところから、挑戦が始まりました。東京・丸の内にある五つ星ホテル『パレスホテル東京』。ここに、村山さんが初めて挑んだ「立体組子」の作品があります。格式ある広い結婚式場が、組子で覆いつくされています。その美しさ、見事さをご覧ください。
◇番組内容3良質な杉の産地である京都・京北に、村山さんの工房があります。現在、働くスタッフは8名。若手の職人たちが、「組子細工」など、伝統工芸の技術を磨いています。『パレスホテル東京』の独創的な空間は瞬く間に評判となり、有名ホテルや高級レストランなどから依頼が舞い込むようになりました。
◇番組内容4額縁専門工房の長男として生まれ育った村山さんは、幼いころからモノ作りが大好き。でも中学時代は音楽に熱中。高校卒業後、インディーズバンドのメンバーとしてプロを目指しました。しかし、父親が病気になったことから、実家の工房で稼業を手伝うことに。病から回復した父親の元で腕を磨き、京都の老舗人形店の、調度品や飾り物、茶道具などを製作するようになりました。
◇番組内容5釘を使わず、木と木を組み合わせて作る「指物」。その経験が、後に組子を立体や曲面にする「立体組子」という、新たな技術を生み出す土台になりました。これまでにない美しさが魅力の「立体組子」は、どのようにして作られるのか、その技法を見せてもらいましょう。
◇番組内容6この夏、『村山木工』では職人総出で取り組む、新たなプロジェクトが進行していました。スタッフが一丸となって挑む大型プロジェクト。どんな作品に仕上がるのでしょうか。
ナレーション
佐々木蔵之介
◇おしらせ※この番組は2025年10月4日に放送されたものです。

この番組は、ABCテレビの『青少年に見てもらいたい番組』に指定されています。