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【奈良】災害拠点病院 耐震強度不足のまま20年

12/12 19:41

奈良県大和高田市の市立病院が、耐震強度不足のまま、20年もの間、対策が取られていないことがわかりました。

奈良県の災害拠点病院に指定されている大和高田市の市立病院が、建物の一部で耐震強度が国の基準から大きく下回っていたにもかかわらず、20年間にわたり、改修工事などの対策を取っていませんでした。大和高田市は、南海トラフ地震で震度6強の揺れが想定されていて倒壊する可能性があります。病院側は「経営状況が悪く、資金計画が立てられなかったのも理由のひとつ」としています。病院の事務局長は「大きな金額になろうかと思いますので、それに耐えられる経営体質を作っていく必要がある」と話しています。

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