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元信者語る“旧統一教会への献金” 「金があると災いが…」息子の保険金など3000万円献金

07/15 17:31

 安倍元総理が銃撃された事件で、山上徹也容疑者(41)は「20~30年前、母親が統一教会に入会しました。その後、多額のお金を振り込んだ影響で破産。それがそもそもの元凶です。そのころから恨んでいました」という趣旨の供述をしています。

 事件の前日、山上容疑者は奈良市内にある旧統一教会の関連施設の近くに足を運んでいました。そこで試し撃ちをしていたとみられています。

 この試し撃ちについて、山上容疑者は「自分の車の中から撃った」と供述しています。

 警察は、狭い車内からでも短時間で発砲できるほど自作の銃の扱いに慣れていたとみてます。

 一方、事件の引き金となったのは、旧統一教会に入信した母親の高額献金です。

 1993年から2006年まで教会の信者だったという、大阪府在住のAさんが取材に応じてくれました。

 (元信者のAさん)「統一教会は隠すこと、人をだますことと、うそをつくことを常に勧める、押し付けてくる。マインドコントロールにかかった人間と言われても、私自身はまったく意識がなかった」。

 当時、夫の不倫を疑い、悩みを抱えていたAさん。すると自宅に2人の女性が尋ねてきたといいます。話をするうちに気が紛れ、意気投合。

 その後、何度も講義を受けるようになり、それが旧統一教会と知らされたのは1ヵ月後のことです。気付かないうちにAさんは信者になっていました。

 入信から2年、今度は三男の自殺で精神的に不安定な状態に陥っていたというAさん。それを知った教会の関係者はAさんにこう話したといいます。

 (元信者のAさん)「息子さんの霊が降りてこられて『自分の生命保険のお金を献金してくれ』と言われてましたと。心身ともに弱っていますよね。だから言われる一言一言を信じてしまいました」。

 冷静な判断がつかなかったAさんは言われるがまま、三男の生命保険金から1200万円を献金したといいます。

 (元信者のAさん)「(旧統一教会では)お金は俗世界のものと最初からうたっていますので、生きている人間にいろんな災いが起きるということを折に触れて説く」。

 このほかにも、ネックレスや壺などを購入させられ、計3000万円近い金額を旧統一教会に献金したといいます。

 (元信者のAさん)「(旧統一教会について)恨みは今はありません。気の毒な世界ですね。むしろ人間の哀れさ、それのみですね」。

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