関西ニュースKANSAI

実際に張り込みで「あんぱん」を食べていた捜査員もいるらしい 「張り込みあんぱん」「警棒パン」で特殊詐欺被害を防止へ 大阪府警

05/01 15:13 配信

 特殊詐欺の被害が相次いでいることを受け、警察とパンメーカーが注意を呼びかける「あんぱん」をつくり大阪などのスーパーで販売しています。

 大阪府平野警察署は1日、大阪市平野区に本社を置く鳴門屋製パンと協力し、警察にちなんだ「張り込みあんぱん」や「警棒パン」の販売を開始しました。

 相次ぐ特殊詐欺の被害を未然に防ぐため、高齢者に向けた啓発を行いました。

 スーパーへ買い物に訪れた男性(70)は「うまいこと名前付けたなと。(詐欺の電話があれば)ついつい乗ってしまうかもしれないが、甘い話はないと気をつけようと思った」と話していました。

 警察によりますと、去年1年間に大阪府内で発生した特殊詐欺の認知件数は2060件で過去最多となりましたが、今年に入り、去年を上回るペースで特殊詐欺が認知されているということです。

 平野警察署の川内成介・生活安全課長は、「還付金がATMで戻ることはなく、あやしい電話があれば、家族や警察に相談してほしい」と話しました。

 「張り込みあんぱん」と「警棒パン」は、大阪を中心に関西のスーパーなど約200店舗で販売される予定です。

最終更新:05/01 15:14

関西ニュースヘッドラインKANSAI

もっとみる