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土地などの貸借めぐり「不正に高値で契約」と主張 関電・旧経営陣を株主らが提訴 87億円の損害賠償求める

05/19 16:20 配信

 関西電力の旧経営陣5人が福井県高浜町の会社と土地の貸借などをめぐって、不適切な契約を結び会社側に損害を与えたなどとして、株主らが大阪地裁に提訴しました。

 訴状によりますと、関西電力の森詳介元会長や豊松秀己元副社長ら旧経営陣5人は、2005年から2018年までの間、福井県高浜町の元助役や町議会議員だった男性が経営する会社から、相場を超える高値で土地や倉庫を借りるなどし、会社側に損害を与えたとして、株主らは5人に対し、合わせて約87億円を会社側に支払うよう求めています。

 原告側代理人の河合弘之弁護士は、19日の会見で「元役員らの不正によって関電の金が流出し、市民にとっても損失だ」と話しました。

 一連の金品受領問題をめぐっては、関西電力や株主らが旧経営陣らに損害賠償を求める別の裁判が、大阪地裁で続いています。

最終更新:05/19 16:20

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