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「マイナ保険証」めぐり兵庫県内でトラブル相次ぐ 別人情報ひも付け4件 保険適応できず10割負担が28件

05/30 20:26 配信

 マイナンバーカードを健康保険証として使う「マイナ保険証」について、兵庫県内の医療機関でトラブルが相次いでいることが、県保険医協会が会員を対象に実施したアンケートで明らかになりました。

 兵庫県保険医協会によりますと、県内4587ヵ所の医療機関を対象に、5月26日から30日まで「マイナ保険証」のトラブルをめぐるアンケートを実施し、568ヵ所から回答がありました。

 このうち約64%にあたる306ヵ所の施設が「トラブルがあった」と回答したということです。

 トラブル内容のうち「全く別の住所がひも付けられていた」「夫婦の個人情報が入れ違っていた」など別の個人情報がひも付けられた事例が4件、確認されたといいます。

「保険証の適用ができず、患者にいったん10割負担を請求した」とする事例も28件確認されました。

 協会は「システムの脆弱性により、全国の医療機関でトラブルや不具合が頻発し、現場に混乱をもたらしている。保険証を廃止すれば、さらなる混乱をもたらすことは明らかだ」と指摘しています。

最終更新:05/30 20:26

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