関西ニュースKANSAI

18年前のいじめ 被害男性が当時の担任らと面会 「隠蔽の認識は?」父親が市教委側に問いただす

06/12 22:21 配信

 神戸市立小学校で18年前、当時5年生だった男性が同級生からいじめを受け、市教委の第三者委員会が5月、調査報告書で「市教委の隠蔽(いんぺい)」を指摘した問題で、被害男性側が12日、当時の担任教師らと面会し、隠蔽について詳しく問いただしました。

 2005年、神戸市立小学校で当時5年生だった男性が同級生から暴力を振るわれ、金銭を脅し取られるなどの被害を受けました。

 男性側は2007年、同級生の保護者らに損害賠償を求めて提訴し、大阪高裁が2009年、いじめを認定して、加害者側に慰謝料の支払いを命じました。

 神戸市教委は2022年、「ない」としてきた男性への聞き取り文書の存在を一転して認めました。

 一方でいじめについては「被害者に十分な聞き取りができなかった」などとして認めてきませんでした。

 今年5月になって、市教委の第三者委がいじめを認定し、市教委の「隠蔽」を指摘。

 こうした経緯を受けて、男性側は12日、市教委の教育長や当時の担任らと面会しました。

 男性の父親が市教委側に、隠蔽の認識を問いただすと、教育長は「結果を見ると(資料について)隠蔽と言われても仕方ない」と答えました。

最終更新:06/12 22:21

関西ニュースヘッドラインKANSAI

もっとみる