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2億円超の現代美術品を地下駐車場で保管 大阪府が収集「20世紀美術コレクション」の一部 6年経過も移動めど立たず

07/25 12:19 配信

 大阪府が所蔵する現代美術作品105点が、庁舎内での保管スペースが足りず、地下駐車場に置かれていることがわかりました。

大阪府咲洲庁舎の地下駐車場で保管されているのは、府が収集した「20世紀美術コレクション」のうち、彫刻作品などの一部で、評価額は2億円を超えます。

府はもともと、およそ7900点あった作品の大半を、2012年にオープンした「府立江之子島文化芸術創造センター」に移しましたが、大型の作品が入りきらず、保管場所もほかになかったため2017年に地下駐車場に入れたといいます。

「こちらはあくまで地下の駐車場。よりよい環境を考えながら検討を進めていかないといけない」
(大阪府文化課・北之間秀総括補佐)

駐車場での保管はすでに6年に及んでいて、府は別の保管場所について検討を続けるといいますが、具体的なめどは立っていません。

最終更新:07/25 12:19

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