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ビッグモーター店舗前「不自然な枯れ木」は大阪でも? 吉村知事が調査を指示 市では植え直しに反対された例も 

07/27 10:23 配信

 大阪府内にある「ビッグモーター」の複数の店舗前で、不自然に枯れてしまった街路樹があるとして、府や大阪市が26日までに独自に調査を始めたことがわかりました。

 吉村洋文知事は26日夜にツイッターで、「大阪府内でも不自然な枯れ木案件が見受けられましたので、担当部局に調査の指示をしました」と書き込んでいました。

 府が調査を始めたところ、府内の複数のビッグモーター店舗前で26日までに、街路樹が根元から切られた状態であることを把握しました。

 府は記録を見返し、「いつ、誰が、どういう理由で切ったのかを調査中」(公園課)といいます。

 また、ある店舗前では2018年にパトロール中の府職員が木が枯れているのを発見し、撤去していたことがわかり、今回の事態を受けて改めて現地の土壌調査をすることになりました。

 現在、専門機関に分析を依頼する準備を始めたといいます。

 大阪市でも同様に、街路樹の管理担当者が調査に着手。

 あるビッグモーター店舗前では2019年に街路樹が枯れたため、市が枯れ木の撤去工事をしたうえで翌年以降に木を植え直そうとしたところ、「ビッグモーターに反対され、今も植栽できていない」(公園管理事務所)こともわかりました。

 その植樹スペースは現在は土だけの状態で、市は「何が起きていたのか、当時の担当者から経緯の聞き取りを始めている」(同)ということです。

最終更新:07/27 11:10

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