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最大で月190時間の残業も JR西日本が36協定違反 ダイヤ作成を担当する社員らに1300万円の賃金未払い

08/07 19:16 配信

 JR西日本は、電車のダイヤを作成する社員に対して、労働基準法の上限を超える1ヵ月190時間の時間外労働があったと発表しました。

 JR西日本によりますと、2020年4月から2023年1月まで、社員8人に対して「36協定」と呼ばれる労使協定の上限を超えて、月80時間を超える違法な時間外労働があったことがわかったということです。

 そのうち3人の残業時間は、労働基準法の上限を超える月100時間以上で、最大で月190時間、残業していた社員もいたということです。

 社員は、いずれも電車のダイヤ作成を担当する近畿統括本部運輸車両部で、JR西日本は「コロナ禍でダイヤ改正などの業務量が増える中、会社が適正な労働時間の管理ができていなかった」としています。

 またJR西日本は、この部署の55人に対して約3700時間相当の残業代にあたる、約1300万円の賃金が支払われていなかったこともあわせて発表しました。

 JR西日本は「36協定違反」について労基署にすでに申告していて「未払い分の賃金を支払うとともに、マネジメント体制を強化するなど再発防止に努める」としています。

最終更新:08/07 20:53

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