関西ニュースKANSAI

　ことし３月末に閉局した尼崎市のコミュニティーＦＭ「エフエムあまがさき」について、一般社団法人が放送事業を引き継ぐと発表しました。

　「エフエムあまがさき」の放送事業を引き継ぐことになったのは、尼崎市の一般社団法人「みんなのあま咲き放送局」です。

　「エフエムあまがさき」は、１９９５年の阪神淡路大震災で被災者への情報が不足したことをきっかけに震災翌年に開局しましたが、スマートフォンの普及などにより聴取率が低迷。

　尼崎市からの年間の業務委託費４０００万円が打ち切られ、ことし３月末に閉局しました。

　その後、パーソナリティや市民らが存続の道を模索し、総務省が８月２０日付けで事業の継承を許可したということです。

　（一般社団法人みんなのあま咲き放送局代表理事・牧野篤史さん）
　「住民の住民による住民のための放送局。住民のみなさんと一緒に、新たにリスタートをする放送局としてスタートします」

　（一般社団法人みんなのあま咲き放送局理事・三宅奈緒子さん）
　「ラジオとしての役割、使命が必ずあると思っています。尼崎の皆さん方の輝く場をつくりたいという思いです」

　放送エリアや８２．０メガヘルツの周波数に変更はなく、コープ塚口の２階に新たにスタジオを構えるということです。

　尼崎市民がパーソナリティを務める番組などを予定していて、放送開始は１０月初旬になる見込みです。

・「みんなのあま咲き放送局」ＨＰ
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