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大阪府立工科高校3校 定員割れ続き統廃合へ 再来年度からの募集停止が決定

08/28 21:10 配信

 大阪府教育委員会会議が28日午後に開かれ、2025年(再来年)度に府立工科高校3校の生徒募集を停止することを決めました。

 少子化が進む中、いずれも定員割れが続いている府立高校が統廃合の対象とされていて、教育委員の間からは「出願状況をみると(統廃合は)いたしかたない」などの意見が聞かれました。

再来年度に募集を停止するのは、
・大阪府立西野田工科高校(大阪市福島区)
・布施工科高校(東大阪市)
・城東工科高校(東大阪市)
の3つの工科高校です。

 このうち西野田工科高校は、西成区の今宮工科高校に統合されます。

 どちらの高校にも定時制が併設されていて、統合されたあとも定時制は残すといいます。

 また布施工科高校と城東工科高校も募集は停止になりますが、城東工科高校の敷地を使って新しい工業系の高校として生まれ変わることになります。

 さらに、すでに募集停止の方針が決まっていた生野工業高校についても再来年度に募集を停止し、泉尾工業高校と東淀工業高校については、2028年度の新しく作られる工業高校の募集開始にあわせて停止することが決まりました。

 今後、府議会での議論を経て、11月にも最終決定する見通しです。

 大阪府教委は学校ごとの特色ある活動を継承したり、新たな高校に再編したりすることで、工業系の高校の充実をめざすとしてます。

最終更新:08/28 21:10

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