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虐待疑いの通報で聞き取り、1ヵ月後に4歳女児死亡 奈良・橿原市 「彼氏がドライヤー中に手が娘の顔に当たった」 母親の説明で“事実なし”判断

09/06 21:17 配信

 奈良県橿原市で4歳の女の子の腹部を圧迫する暴行を加え、その後、死亡させたとして母親の交際相手の男が逮捕されました。死亡の約1ヵ月前に、虐待を疑う通報が行政に寄せられていたことも判明しました。

 傷害致死の疑いで逮捕された大阪府門真市の建設作業員・山下翔也容疑者(27)は6月、橿原市に住む田川星華ちゃん(4)の腹部を圧迫する暴行を加え、死亡させた疑いが持たれています。

 病院から「虐待の疑いがある」との通報を受け、遺体を司法解剖した結果、死因は腹部を強く圧迫されて十二指腸に穴があいたことによる腹膜炎でした。

 警察によりますと、山下容疑者は星華ちゃんの母親と、4月ごろから交際していたということです。

 奈良県のこども家庭相談センターは6日午後に会見を開き、5月にも医療機関から虐待を疑う通報が寄せられていたことを明らかにしました。

 橿原市が聞き取りを行いましたが、母親が「彼氏がドライヤーで髪を乾かしていた時に、手が娘の顔に当たった」と説明し、星華ちゃんにもあざなどは確認出来なかったため、虐待の事実はなかったと判断したということです。

 そしてその約1ヵ月後に「星華ちゃんが亡くなった」と、奈良県のこども家庭相談センターから橿原市に連絡が入ったということです。

最終更新:09/06 21:17

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