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「もう引き返せない」水増し請求した業務が表彰対象に 近ツー元支店長ら起訴内容認める ワクチン業務めぐり東大阪市から8億9000万円詐取
09/20 12:28 配信
近畿日本ツーリストが新型コロナワクチン接種業務の委託料を過大請求していた事件で、詐欺の罪に問われた元支店長ら3人の裁判が始まり、3人は起訴内容を認めました。
近畿日本ツーリストMICE支店の元支店長・森口裕被告(55)ら3人は、2021年9月から去年10月にかけ、東大阪市から請け負った新型コロナワクチンのコールセンター業務をめぐり、約8億9000万円を市から騙し取った詐欺の罪に問われています。
20日の初公判で森口被告ら3人は、「全て事実です」と起訴内容を認めました。
検察は「コロナ禍で業績が悪化し、他の案件でも水増し請求が横行していた」と指摘。
また、2021年度に東大阪市の案件が会社の表彰対象にもなっていたと言及し、被告らが「もう引き返せない」と供述していたことも明らかにしました。
最終更新:09/20 12:44