関西ニュースKANSAI

　奈良県橿原市で４歳の女の子が暴行を受けて死亡した事件で、検察は２６日、母親の交際相手の男を傷害致死の罪で起訴しました。

　起訴されたのは、大阪府門真市の建設作業員・山下翔也被告（２７）です。

　起訴状などによりますと山下被告は６月１８日、橿原市に住む交際相手の長女・田川星華ちゃん（４）の腹部を圧迫する暴行を加え、翌１９日に死亡させたとされています。

　山下被告は傷害致死の疑いで逮捕された際、「全く身に覚えがありません」と容疑を否認していました。

　警察によりますと、母親のスマホには６月までに撮影された、あざのようなものがある星華ちゃんの写真が複数枚残っていたということです。

　山下被告は５月に星華ちゃんの額や頬に打撲を負わせたとする傷害罪でも、すでに起訴されています。

　星華ちゃんをめぐっては、事件前に虐待を疑う通報が児童相談所に寄せられたにもかかわらず、市は山下被告への聞き取りをしていませんでした。

　県と市は、当時の対応を検証しています。