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「カテーテル治療後に複数患者が死亡」と告発 神戸徳洲会病院問題めぐり被害者救済のため弁護団結成

09/27 00:00 配信

 神戸徳洲会病院で、カテーテルの治療後に複数の患者が死亡したと告発があった問題で、被害者救済のため弁護団が結成されました。

 神戸徳洲会病院では、ことし1月以降、循環器内科の男性医師から、血管に通す「カテーテル」を使った検査や治療を受けた複数の患者が、死亡したり体調不良になったりしているという告発が神戸市などに寄せられました。

 7月には神戸市保健所が立ち入り検査に入り、患者が死亡しその死因が明らかではない場合には速やかに検証するよう行政指導をしましたが、家族の中には病院側の対応に納得していない人もいます。

 そこで一連の問題の真相究明や被害者の救済のため、医療事故などに詳しい兵庫県内の弁護士14人が、26日、「神戸徳洲会病院被害弁護団」を結成したことを明らかにしました(結成は8月31日)。

 弁護団は被害を受けた人や家族からの相談を受けつけています。

 対象となるのは、今年1月から7月初旬までに、神戸徳洲会病院でカテーテル検査や治療を受けた患者やその家族で、相談は無料です。

「兵庫医療問題研究会」のウェブサイトからも申し込みができるということです。

 弁護団には、すでに患者の家族が一組相談しているということで、弁護団長の松本隆行弁護士は「患者、家族に寄り添ってサポートしながら調査をしてきたい。まずは相談の電話やメールをいただきたい」と話しています。

相談窓口:くすのき法律事務所
電話 078-371ー5617
FAX 078ー341ー4439
平日午前9時~正午・午後1時~5時

最終更新:09/27 00:34

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