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11歳少女死亡事故の損害賠償「差別ない判決を」 1万筆の署名提出 1審は障害理由に“逸失利益”減額

10/13 18:53 配信

 「差別のない判決」を求め、1万筆の署名を提出しました。

 井出安優香さん(当時11歳)は2018年、大阪市生野区で下校中に重機にはねられて死亡。
 両親ら遺族は運転手と会社に対し、損害賠償を求めています。

 1審では、聴覚に障害のあった安優香さんが将来得られるはずだった収入「逸失利益」が、障害を理由に減額されるかが争点となりました。

 大阪地裁は2月、逸失利益を全労働者賃金の85%で算出する判決を言い渡し、両親らが控訴していました。

 父親らは13日、改めて「差別のない判決」を求め、約1万筆の署名を大阪高裁へ提出しました。

 (父親・井出努さん)「判決が結局、(聴覚障害者への)差別で終わったので、差別的発言を撤回というか、(逸失利益100%を)認めてもらいたい」

 控訴審の第1回口頭弁論は、10月20日に開かれます。

最終更新:10/13 18:53

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