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大阪・関西万博の目玉 空飛ぶクルマは「商用運航」か「デモ運航」か 吉村知事「商用運航の目標変わらない」回答も… 運航は数機だけ? 事業者との認識に乖離
10/13 19:17 配信
大阪府などが万博での運航を目指す「空飛ぶクルマ」。もしかしたら、私たち一般の利用客は、ほとんど乗れないかもしれません。
「空飛ぶクルマ」は、大阪・関西万博の「目玉」の一つとして、大阪府の吉村知事は一般客を乗せての「商用運航」を万博で目指すと何度も強調してきました。
(去年12月27日の会見)
「万博時には商用運航して、実際に人が乗って移動する手段として、実現するように取り組みを進めています」
(2月21日の会見)
「府民の皆さんが空飛ぶクルマに乗れるような、未来社会を実現したい」
ところが、開催が1年半後に迫る中、事業者との認識の乖離が浮き彫りになってきました。
空飛ぶクルマの事業を担うのは、航空会社のJALとANA、総合商社の丸紅、さらにベンチャー企業「スカイドライブ」の4つの事業者です。
そのうち丸紅は取材に対し、一般客は乗せない「デモ運航」にとどめると話しました。
ほかの3事業者は、万博での運航は目指しているものの、いずれも商用運航は「検討中」とのこと。
「そもそも事業の条件に商用運航は含まれていない」との声もありました。
また、機体数はANAで数機、JALで1機の予定だといい、空にクルマが飛び交い、来場者が続々と乗れる・・・というわけにはいかなさそうです。
そんな状況に吉村知事は・・・
(きょう13日の会見)
「万博時において、空飛ぶクルマを万博会場で飛ばす、そして商用運航する、その予定も目標も変わっていません。地下鉄のイメージのように、すごく飛び交うものではないと思いますよ」
最終更新:10/13 19:19