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NTT西日本の子会社でカード情報含む約900万件の顧客情報が流出 保守管理担当の元派遣社員が10年にわたり不正に持ち出し 一部は名簿業者に流れた恐れも

10/17 17:30 配信

 NTT西日本の子会社「NTTビジネスソリューションズ」は17日、コールセンターシステムの保守管理を担当していた元派遣社員が、約900万件の顧客情報を不正に流出させていたと発表しました。

 NTTビジネスソリューションズによりますと、流出した約900万件の顧客情報には、氏名や住所、電話番号などが含まれ、そのうち81件はクレジットカードの情報も含まれていたといいます。

 元派遣社員は、コールセンターの顧客データが保管されるシステムの保守管理を担当していて、社内調査の結果、2013年7月ごろから2023年1月ごろまで、約10年にわたり、顧客情報を不正に持ち出していたことが判明しました。

 情報の一部は、名簿業者に流出した恐れもあります。顧客から相談を受け、警察も捜査を始めています。

 NTTビジネスソリューションズは、「非常に重大な事案を起こした。社内調査を続けるとともに、個人情報の管理体制を強化し、信頼回復に努める」としています。

最終更新:10/17 19:33

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