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勤務中にスクーターを酒気帯び運転 男性巡査が停職3ヵ月の懲戒処分受け依願退職 奈良県警

10/26 17:29 配信

 奈良県警は、酒気帯びの状態で勤務中にスクーターを運転したとして、20代の男性巡査を書類送検し停職3ヵ月の懲戒処分にしたと発表しました。
 巡査は26日付で依願退職しました。

 奈良県警によりますと、天理警察署地域課の男性巡査(20代)は、勤務時間中だった9月2日午前10時ごろ、酒気帯び状態でスクーターを運転した疑いが持たれています。

 巡査は1日夜から2日未明にかけて、飲食店で同僚2人とともに、ビールやハイボールをあわせて11杯飲み、同僚の家に泊まった後、2日午前8時に天理警察署に出勤。
 午前10時にスクーターで交番に移動しました。

 この直前に巡査とすれ違った同僚が、「甘ずっぱい酒のにおい」がしたように感じて交番に報告し、検査の結果、呼気から基準値を超えるアルコールが検出されたということです。

 奈良県警は巡査を書類送検し、停職3ヵ月の処分としました。
 巡査は「まだ少し酒が残っているかもしれないとの考えはあった」と話し、26日付で依願退職しています。

 奈良県警の奥村直樹・首席監察官は「官民挙げて飲酒運転の撲滅に取り組んでいる中、警察職員が酒気を帯びて車両を運転したことは誠に遺憾」などとコメントしています。

最終更新:10/26 17:29

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