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救急車が事故で搬送21分遅れ 呼吸苦訴えていた80代女性は死亡 搬送先の医師「搬送の遅れによる傷病者への影響はない」 大阪市

11/01 17:51 配信

 大阪市消防局は、80代女性を救急車で搬送する際、物損事故を起こして病院への搬送が21分遅れたと発表しました。
 女性はその後死亡し、大阪市消防局は遺族に謝罪したということです。

 大阪市消防局によりますと、1日午前3時ごろ、大阪市東淀川区で「80代女性が倦怠感と呼吸苦を訴えている」と家族から消防に通報がありました。

 救急隊が到着し、女性を搬送するために救急車を移動させた際に付近の建物の屋根に接触し、赤色灯の一部が破損したということです。

 女性は別の救急隊に搬送されましたが、事故の影響で搬送が21分遅れ、その後死亡しました。

 病院の医師は消防に対し、「搬送の遅れによる傷病者への影響はない」と説明したということです。

 大阪市消防局は遺族に謝罪と経緯の説明をして一定の理解を得ているといい、「今後このようなことがないよう再発防止の徹底に取り組む」とコメントとしています。

最終更新:11/01 17:51

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