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【京アニ裁判】検察「動機はっきりしている」 青葉被告の完全責任能力を改めて主張

11/06 12:24 配信

 京都アニメーション放火殺人事件で、青葉真司被告(45)の裁判が京都地裁で開かれ、検察が中間論告の中で「被告には完全責任能力があった」と主張しました。

 これまでの裁判で、青葉被告を精神鑑定した2人の医師は、「被告が妄想を有していた」という点では一致している一方、妄想が犯行に及ぼした影響については意見が分かれていました。

 6日の裁判では、被告の刑事責任能力に絞った中間論告があり、検察は被告には善悪を区別したり、犯行を思いとどまったりする能力があったとした上で、「妄想というベールがかかっていても、動機ははっきりしている」と指摘し、被告には完全責任能力があったと改めて主張しました。

 6日午後からは弁護側が、被告は犯行当時、心神喪失または心神耗弱だったと主張するとみられます。

 裁判員らは、2週間ほどの時間をかけて刑事責任能力について結論を出し、その後は情状など量刑についての審理が予定されています。

最終更新:11/06 12:24

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