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園児が吐いたもの食べさせるなど虐待問題 保育士の処分決定を延期 「十分な調査を」保護者の一部が会見 徳島・佐那河内村

11/10 13:09 配信

 徳島県佐那河内村の保育所で、児童が吐いたものを無理やり食べさせるなどの虐待があった問題で、保護者の一部が会見し、保育士への処分決定前に十分な調査するよう村に求めました。

 佐那河内保育所では、おととし以降、園児が吐いたものを無理やり食べさせる行為や、感染症の疑いがある園児の鼻水を別の園児につけるなどの虐待や不適切保育が30件、確認されました。

 村はこれまでに2回、保護者説明会を開き、12日までに、関係した保育士らを処分するとしていました。

 これに対し10日、一部の保護者が会見を開き「虐待」と認めていない保育士もいる中で、処分を決めるのは拙速だとして、十分な調査をするよう求めました。

(園児の保護者)「正しく調査されているのかというところで、違和感を感じる」「本当に調査報告書の概要だけで、適切な処分が下されるのか」

 保護者らの指摘を受けて、村は保育士の処分決定の延期を決め「保護者の意見を聞き、理解が得られるように努めたい」としています。

最終更新:11/10 13:09

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