関西ニュースKANSAI

　徳島県佐那河内村の保育所で、保育士が園児に虐待を繰り返していたとされた問題で、村は主任保育士と所長を停職処分にしました。

　佐那河内保育所では２０２１年度以降、女性保育士５人が、園児が吐き出したものを無理やり食べさせるなどの虐待や不適切保育が３０件、確認されています。

　佐那河内村は３０日、３０代の主任保育士を虐待など１６件に関与したとして停職３ヵ月の処分に、また３０代と２０代の保育士をそれぞれ訓告、口頭注意の処分にしました。

　ほかの２人の保育士はすでに退職していて、処分対象にはなりませんでした。

　また、保育所の所長についても、虐待を黙認したとして停職１ヵ月の処分にしました。

　保育所長は「所長として資質がなかった」と話し、村は「再発防止策を徹底して、信頼回復に努めたい」としています。